1月に右肩手術のレッズ・スアレス 開幕に間に合う可能性

昨季ナショナル・リーグ三塁手新記録かつベネズエラ出身選手新記録となる49本塁打を放ったエウヘニオ・スアレス(レッズ)が、右肩の手術から順調に回復し、レギュラーシーズン開幕に間に合う可能性が出てきた。日本時間3月10日、レッズのデービッド・ベル監督は、スアレスが日本時間3月14日に行われるロッキーズとのオープン戦に出場する予定となっていることを明らかにした。

ベルは「今のところ、彼は金曜日(日本時間の土曜日)に指名打者として出場する予定だよ」とスアレスの出場予定についてコメント。「スアレスの調整が順調に進めば、オープン戦に出場するのはそれよりも早くなるかもしれない。遅くとも金曜日までには試合に出場することになるだろう。でも、最も可能性が高いのは金曜日かな」とスアレスの実戦復帰プランについて語った。

昨季、ピート・アロンゾ(メッツ)に次いでメジャー2位となる49本塁打を放ったスアレスだが、フロリダ州にある自宅のプールで負傷し、1月下旬に右肩の手術を受けた。スプリング・トレーニングでは、予定通りにチームに合流したものの、送球をしたり、両手でバットを振ったりする練習については制限がかけられていた。しかし、2月末に送球練習を開始し、その後まもなく両手でのティー打撃も再開。先週末にはチームメイトともに打撃練習を行うことができるところまで回復していた。

ベルによると、スアレスは「状態は本当に良さそうだ。通常の状態に戻っているように見える。スイングすることについては何の問題もない」という。「スアレスがそういう状態だから、私は実戦復帰が予定より早くなるかもしれないと考えているんだ」とベル。1月下旬に手術を受けた時点では、レギュラーシーズン開幕日前後に復帰できる見込みとなっていたが、開幕まで約2週間のタイミングでオープン戦に出場できることを考えると、手術を受けた時点よりも開幕戦に出場できる可能性は高まったと言えそうだ。

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