公立高校入試始まる 新型コロナ対策を徹底

試験開始を待つ生徒たち。試験監督や生徒の多くはマスクを着用していた=長崎東高

 長崎県内の公立高校の2020年度一般入試が10日、始まった。初日は国語、英語、理科の3教科。新型コロナウイルス感染を防ぐため、各校は県教委からの要請を受け会場にアルコール消毒液を設置し、定期的に換気するなど対策を徹底した。
 県教委によると、推薦入試の内定者を除く志願者数は全日制が6429人、定時制夜間部前期は119人、定時制昼間部は73人。
 長崎市立山5丁目の県立長崎東高では174人が受験。試験監督や生徒の多くはマスクを着用し、緊張した表情で試験開始を待った。同校では前日の9日、教職員で教室の机をアルコール消毒液で拭くなどの消毒作業を実施。試験期間は玄関とトイレのほか生徒控室5部屋の入り口にアルコール消毒液を設置し、一つの教科が終わるごとに窓を開けて換気している。
 11日は社会、数学と面接があり、県教委は面接時のマスク着用を許可している。合格発表は18日に各校で実施する。県教委は合格番号を複数箇所に掲示するなどして密集を避けるよう各校へ要請している。

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