「新たな交通」ルート、瀬谷駅から跡地へ 年間750万人利用を想定 横浜

横浜市瀬谷区上瀬谷通信施設跡地

 上瀬谷通信施設(横浜市旭・瀬谷区)の跡地一帯に導入する「新たな交通」の利用見込みについて、横浜市は10日、想定する跡地一帯への年間来街者(1500万人)の4~5割程度(600万~750万人)と明らかにした。

 市は新交通システムを軸に検討しており、2022年度の事業化を目指している。

 同日開かれた市会予算特別委員会で、市道路局は、相鉄線瀬谷駅から環状4号線の道路空間などを通って跡地に入るルートを想定し、2カ所に駅を配置すると説明。新たな交通の構造形式は、瀬谷駅付近が「高架式、または地下式」、跡地内が「高架式、または地表式」とした。

 乾晋局長は「新たな交通は、(27年に)開催予定の国際園芸博覧会(花博)の先の将来的なまちづくりに伴う交通需要を見据え、導入を検討する」と答弁。整備に国の補助制度も活用する考えを示した。

 鴨志田啓介(自民党・無所属の会)、森泰隆(立憲・国民フォーラム)、宇佐美清香(共産党)の3氏が質問した。

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