五輪聖火リレー盛り上げへ むつ市とみちのくコカ・コーラが協定

協定書を締結した宮下宗一郎市長(左)と外崎達正常務=4日、むつ市役所

 むつ市とみちのくコカ・コーラボトリング(岩手県矢巾町、谷村広和社長)は4日、「東京2020オリンピック・パラリンピック関連行事の推進に関する協定」を締結した。同市で6月12日に行われる聖火リレーのPRなどで連携し、五輪ムードの盛り上げを図る。

 五輪や聖火リレーのPRに向け、同社はリレーのスタート地点となる同市柳町1丁目の市イベント広場に、五輪仕様の自動販売機を設置。市も市内で開催されるスポーツイベントで、同社のPRブースを設けるなどして協力する方針。

 市役所で4日行われた締結式では、宮下宗一郎市長と同社の外崎達正常務執行役員営業本部長が協定書を取り交わした。

 宮下市長は「聖火リレー開催まであと100日。五輪は4年に一度だが、むつ市でのリレーは一生に一度。歴史的な1日になると思う」と強調。外崎常務は「自動販売機設置による地域活性化などを通じ、五輪のレガシー(遺産)を残す手伝いができることは、この上ない喜びだ」と語った。

 同社が自治体と同様の協定を結ぶのは北東北3県で6件目、青森県内で4件目となった。

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