大村に新設の新幹線、在来線 駅名各3案 検討委が公募内容踏まえ選考

九州新幹線長崎ルートの建設で、大村市に新設される新幹線駅(上)と在来線駅(下)のイメージ図(大村市提供)

 九州新幹線長崎ルートの建設に関連し、大村市に新設される新幹線駅(植松3丁目)と在来線駅(宮小路3丁目)の駅名などを検討する委員会は10日、各駅名3案ずつを園田裕史市長に報告。今後、市で最終検討し年度内にJR九州に要望する。
 新幹線駅名案は「大村湾中央駅」「大村みらい駅」「新大村駅」、在来線駅名案は「大村車両基地駅」「福重駅」「郡川駅」。いずれも案を公募し、その内容も踏まえて委員会で考案した。報告書では選考に当たり「駅名をシティプロモーションの最大の機会ととらえ、持続的かつ大きな効果を発生させられるよう選考作業を進めた」としている。
 この日は委員長の山口純哉長崎大准教授らが市役所を訪れ、園田市長に報告書を手渡した。報告を受けた園田市長は「公募などのプロセスを通じて市民の関心も高まり、開業に向けた機運の盛り上がりにつながった。JR九州にしっかり伝えたい」と話した。
 委員会は市が設置。有識者や観光関係団体の代表、公募委員ら計12人で構成し、昨年7月から検討を進めてきた。


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