ヤンキースの正捕手・サンチェス インフルエンザでダウン

腰の違和感によりオープン戦を欠場し、打撃練習も回避するなど調整が遅れているゲーリー・サンチェス(ヤンキース)だが、さらに調整が遅れることになりそうだ。発熱により日本時間3月11日の練習に姿を見せなかったサンチェスは、検査の結果、インフルエンザ陽性であることが判明。アーロン・ブーン監督はサンチェスについて「彼は金曜日(現地時間)に再検査を受ける予定だ。少なくとも数日間はチームから離れることになる」と話した。

サンチェスは、2試合連続で捕手として5イニングに出場したあとに腰の違和感を訴え、日本時間3月7日の試合を最後に欠場が続いている。当初の予定では、日本時間3月11日に打撃練習を再開する予定だったが、発熱により練習への参加を回避。インフルエンザ陽性であることが判明したため、レギュラーシーズン開幕に向けた調整はさらに遅れることになってしまった。

日本時間3月10日にキャッチングの練習に取り組んでいたサンチェスだが、ブーンによると、その日の夕方には体調不良の兆候が見られていたという。ヤンキースは日本時間3月14日のタイガース戦でサンチェスにマスクを被らせる予定だったが、そのプランは保留に。今後の予定はサンチェスの回復具合を見ながら判断していくことになる。

大型契約でヤンキースに加入したゲリット・コールは「僕たちはみんな(開幕に向けて)健康を維持する必要がある。インフルエンザが流行っているし、新型コロナウイルスも広がっている。健康でいなければプレイすることはできないからね」と体調管理の重要性を強調。故障や体調不良による離脱者が続出していることに対して危機感を募らせているようにも見えた。

ジェームス・パクストン、ルイス・セベリーノ、アーロン・ヒックス、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンと主力選手の多くを欠いた状態で開幕を迎えることが確実となっているヤンキース。調整が遅れているサンチェスは開幕に間に合うのだろうか。

© MLB Advanced Media, LP.