ヤンキースの剛腕・コール 4回途中6奪三振の力投

前回登板でまさかの4本塁打を浴びたゲリット・コール(ヤンキース)だが、日本時間3月11日に行われたブルージェイズとのオープン戦では昨季までのような力強いピッチングが戻ってきた。

ブルージェイズ戦に先発したコールは、1回表にブラディミール・ゲレーロJr.のタイムリーで1点を失ったものの、2回までに5つの三振を奪うなど、4回途中まで被安打2、奪三振6、無四球、失点1の力投を見せた。昨季、先発投手としてはメジャーで唯一101マイルを計測したコールだが、この日も複数回にわたって100マイルをマークした。

コールは「前回登板から盛り返すことができてよかったよ。前回登板は残念な結果になってしまったけど、いくつか収穫もあった。前回の失敗も修正することができたし、正しい方向に向かっていると思う」と手応えを感じた様子。アーロン・ブーン監督も「素晴らしかったね。彼は安心してマウンドを任せられる男だよ」とコールの力投を称えた。

なお、この試合ではブルージェイズの2番手として山口俊が登板。5回裏と6回裏を無失点に抑えたあと、3イニング目となった7回裏二死からカイル・ヒガシオカに3号同点ソロを浴び、3イニングを投げて被安打2(うち被本塁打1)、奪三振2、与四球1、失点1という内容だった。オープン戦の防御率は9.00となっている。

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