絶品・釜めしのシメはお茶漬けで♡相撲ゆかりの街でいただくランチ・ベスト3

 毎週月~金曜日 ゆうがた5時58分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」。月曜日は「NARA ベスト3」と題して、奈良をすみずみまで知る奈良まほろばソムリエの皆さんに、おすすめのグルメやスポットを3つずつご紹介いただいています。

今回は奈良まほろばソムリエ・大江さんが紹介する「相撲の歴史を訪ねる 当麻のランチ ベスト3」です!

※この記事は奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」で3月9日に放送された内容です。

当麻ってどんなところ?

今年の初場所で奈良出身の徳勝龍が優勝!改めて相撲の楽しさを感じましたよね。二上山の麓・葛城市当麻には相撲館「けはや座」があり、相撲の歴史などの資料が展示されている全国でも珍しい資料館です。

そんな当麻でお昼に美味しい物をいただきましょう!

アツアツの瓦そばと揚げたて「ねり天」

1軒目はこちら!

当麻駅から徒歩およそ9分。通称・山麓線沿いにある「味のかけ橋」です。座席は40席ほどで、イスやテーブル、床は温もりを感じる木で作られていて、お店の入口では、ねり天などが販売されています。

こちらが大江さんのオススメ「瓦そばセット」です。

下関名物・瓦そばと揚げたての「ねり天」の盛り合わせです。具材豊富で、茶そばの上に金糸玉子と、甘辛く味付けされた牛バラ肉・青ネギ・海苔・レモン・大根おろしという盛り付けは、見た目もとっても華やかです。

瓦の上で焼かれたアツアツのそばが美味しい!上の方は喉越し良くツルツルと食べ、焼けている下の部分はパリパリの食感を楽しみます。カツオ風味の温かい汁に大根おろしや七味唐辛子をお好みで入れて、茶そばと具材を漬けていただくと美味しいですよ。

そして、こちらが揚げたての「ねり天3種盛り合わせ」です。

牛蒡天は秘伝のタレに漬け込んで揚げていますので、サクッとしていて、ピリ辛です。

まずそのまま食べて、そのあとで瓦そばの汁につけて食べると、天ぷらの菜種油と出汁のスッキリした味わいが絶妙です!

窯焼きのローマピザをご賞味あれ

続いて、2軒目は「木伊(もくい)」さんです。

当麻寺駅から徒歩およそ8分のところにあり、席は40席ほどで、大きな窓は連続したキャンパスのように、二上山の大パノラマを映しています。外にはオープンテラス席もあります。

大江さんのオススメは「ピッツァセット」!

窯焼きのローマピザを5種類から選び、有機野菜のサラダ、デザート、3杯飲めるドリンクがセットになっているんです。

その中でもイチオシという「ミモザ」はトマトベースで、卵・ミックスチーズ・コーン・ブラックオリーブがトッピング。卵がチーズやコーンと絡み合って口いっぱいに風味が広がります。

ローマピザは耳の部分がパリパリ、中に生地はモチモチの食感で美味しい!と大江さん。本来、ナイフとフォークを使ってくるりと巻いて食べるのが正しい食べ方なのだとか。

そして、もう1つのオススメ「シーフードピッツァ」は、レモン醤油味で爽やかな口当たり。「この爽快感はめったに味わえない!」と、このお店ならではの味に舌鼓を打つ大江さん。

地元産・有機野菜のサラダは彩り鮮やかで見た目も美しく「赤玉ネギのドレッシング」が美味しいんです。ほんのり塩味がする「アイスプランツ」もシャキシャキですよ。

そして、女性のお客さんに大人気というヤギのメイちゃん!葉っぱをあげると、モグモグと愛らしく食べるがかわいい!

絶品・釜めし!シメは秘伝のダシで…

3軒目は豪族・當麻氏の氏寺として栄えた當麻寺のすぐ側にある「釜めし 玉や」。

築160年あまりの旧旅籠を利用した建物で、板の間にテーブル、格子窓の向こうは当麻寺参道です。提灯箱や欄間など、古建築の風情あふれるお店です。

そして、オススメは「お好きな4種類の釜飯と季節の小鉢3品などのセット」です!

釜飯は卓上に釜がセットされ、しばらくすると勢いよく湯気が出始めます。火が消えたら3分間蒸らしていただきます。

「ヤマトポークの角煮釜めし」は、脂がのった奈良県産「ヤマトポーク」をトロトロになるまで煮込んだ角煮が入っています。とても柔らかくてジューシーで、仕込みに3日間もかかるそう。

店長・河野 智哉さん

「旨味を逃さないように、じっくり調理させてもらっています。」

さらに河野さんは「”奈良にうまいものなし”と言われるんですが、米・肉・野菜・調味料など美味しいものがたくさんありますので、地元の食材を使って提供しています。」と、地産地消を目指して、ほとんど奈良県産を使用しているんです。

ご飯は地元・葛城産の”ひのひかり”でツヤツヤ!濃い目のしっかりした味付けで、小鉢などとの相性も抜群!そして、たまらないのがこの香ばしいおこげ!

シメは「だし茶漬け」で決まり!

根昆布ベースのまろやかな味わいです。大江さんオススメの食べ方は、まずダシの旨味を味わってから塩昆布や白胡麻を入れ、おこげを残したご飯を秘伝のダシと一緒にいただくのだとか。

店長・河野 智哉さん

「ヤマトポークの角煮以外にも美味しい釜めしを用意していますので、ぜひお越しください!」

気になるお店の場所は?

「味のかけ橋」は、ランチが出来る食事スペースのほか、ねり天などの物販スペースが併設されています。「カフェレストラン&バール 木伊(もくい)」は、予約優先となっていますので、事前の予約がベストです。「釜めし 玉や」は、16時ごろまでの営業となっていますが、釜飯の具材がなくなり次第、閉店となりますのでご注意ください。

※この記事は取材当時の情報です。

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