新型コロナ、横浜で1人の感染確認 スポーツジムで濃厚接触か

新たに感染が確認された70代の男性について説明する横浜市の担当者=市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、横浜市は11日、市内に住む70代の無職男性の感染が新たに確認された、と発表した。市が6日に感染を公表した70代男性と同じ時間帯に同市港北区のスポーツジムを利用していたという。

 市によると、今回の男性は2月25~27日の3日間、同市港北区の商業施設「トレッサ横浜」内のスポーツジム「セントラルウェルネスクラブトレッサ(大倉山)」を利用。29日に倦怠(けんたい)感とせきが出始め、3月に入って発熱もした。

 70代男性の感染を報道で知り、7日に帰国者・接触者相談センターに連絡。9日に市内の医療機関に入院し、11日に陽性と判明した。

 今回の男性がジムを利用した3日間のうち、25、26の両日は、70代男性と時間帯も重なっていたという。

 市は70代男性が利用した2月25~27日、29日、3月1日にジムを利用した全員(1406人)を濃厚接触者としている。市によると、70代男性の感染公表後、市のコールセンターには7、8の両日、約200件の連絡があった。11日までに今回の男性を含む5人がPCR検査を受け、他の4人は陰性だった。

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