斎藤ちはるが告白!初冠番組で乃木坂46からアナウンサー転身への葛藤

テレ朝チャンネル1 ドラマ・バラエティ・アニメでは、テレビ朝日の新人アナウンサー・斎藤ちはるが“ニッポンの伝統”を探しに出かける「斎藤ちはる『学びのココロ』~ニッポン伝統探し旅~」が、3月29日(午後10:00)に放送される。

斎藤アナにとって初の冠番組となる同番組では、日本のさまざまな古式ゆかしい伝統文化=“道”や、その極意を学ぶほか、時には体を張って自身の殻を限界突破していく姿を映し出す。斎藤アナは、乃木坂46を辞めてアナウンサーを選ぶという決断の裏にあった葛藤について語るなど、テレビ初告白となるコメントも発表する。

ロケは、京都からスタート。幼少時代から、祖母が生け花をしていて、花は身近な存在だったという斎藤アナ。まずは「華道」の達人に会いに行く。その達人とは、去年創流100周年を迎えた「未生流笹岡」3代目家元・笹岡隆甫氏で、笹岡氏は2016年に「G7伊勢志摩サミット」の会場装花を担当したほどの敏腕だ。達人のお手本を見せてもらいながら、「そもそも華道とはどんな芸術なのか?」「唯一生き物に触れる伝統文化を継承した3代目家元の心境」「作品作りのコツ」など心得を聞いていき、自らも華道を体験する。

今回、達人とのインタビューの中で斎藤アナは「“アイドルを辞めて、アナウンサーを選ぶ”というのは、結構な決断でした。アイドルっていう仕事は若いうちしかできない、結婚するまでしかできない」と、今だから語れる思いを明かす。「いろんな規制がある中でのお仕事だと思うのですが、“アナウンサー”は結婚しても出産しても続けていける一生続けられるお仕事。私は、なかなか自分から前に出ていくのが苦手なタイプだったのですが、(乃木坂46在籍中は)それでも頑張って前に出ようと……でも、それがうまくできない、葛藤する時期もありました。逆にアナウンサーは、脇役というか、縁の下の力持ちで、その方がすごく性格的にあっているような気がしていて(笑)。そういう観点からアナウンサーと華道家は似ている職業に思えました。自分が主役ではなく、ほかの出演者が主役であり、情報が主役なので、いかに周りを引き立たせられるか、(あくまでも花が主役の)華道家とも相通じるものがあるなと感じましたね」と、自身が感じてきた思いを重ねる場面も。

さらに、東京でのロケは、アイドル時代からゆかりのある乃木神社からスタート。当時の思い出を語りながら、第2の道「弓道」を取材。実は、高校時代に部活に入ろうかと悩んでいたというほど、ぜひ体験してみたかったと企画段階から熱意があったという斎藤アナウンサーが訪れたのは、なんと明治神宮内にある「至誠館」。ここは、弓道では全国大会も開かれるという格式ある会場で、まさに“聖地”と呼ばれる場所。憧れだった人生初の弓道着に着替え、ピーンと張り詰めた板の上に立つ斎藤アナは、全日本弓道連盟の範士8段という腕前を持つ、御年80歳で“弓道界の重鎮”と言われる飯島正大氏からの指導を受ける。

弓道は「心の格闘技」とも言われ、自分の内面が全てさらけ出てしまう競技で、精神の不安定、集中力、気品や風格などが「十文字と矢の軌道」に表れるという。極意を習った後、斎藤アナウンサーは実技に挑戦する。

第3の“道”で、斎藤アナは「書道」も学ぶ。書道経験もあり、かなりの腕前を持つ彼女だが、今回の達人は斎藤と同世代の女性で、今書道界に旋風を巻き起こしている、27歳の原愛梨氏。2歳から書道を始め、最年少の10歳で文部科学大臣賞を受賞するほどの実力者は、書道と絵を組み合わせた「書道アート」を描く。書道アーティストとして、現在大ブレーク中の彼女の“絵心”と“発送力”、そしてその繊細な作風に圧倒された斎藤アナは、思わず固まってしまう瞬間も。極意を取材した後、自身も作品づくりに挑戦する。

この4月から、入社2年目に突入する斎藤アナ。昔から日本の歴史や伝統文化に興味があったという彼女が、日本に受け継がれるさまざまな“道”を極めた達人たちから、その極意を学ぶことで、自らの「アナウンサー道」の“行く先”を見据えることができるのか?

【斎藤ちはる コメント】

「最初このお話を聞いた時、『一社員の私の番組が!?』と驚きました。しかし、とってもうれしく、ありがたいことです! 京都にまでロケに行って着物を着て、ずっと興味があった『華道』に挑戦したり、高校時代に部活に入ろうかと悩んでいた『弓道』に初挑戦したり、ひそかに好きだった『書道』の新ジャンルに挑戦したりしています。華道や弓道では私の深層心理が明らかにされてしまいました(笑)。そして書道では私のセンスが露呈され……大丈夫かなとちょっと心配です。この番組は夜10時から放送ということで、皆さんにはリラックスしてご覧いただきたいです! のんびり、ゆるりと“和”に触れていただいて、朝の(アシスタントを務めている)「羽鳥慎一モーニングショー」では見せない表情なども楽しんでいただけたら幸いです! 皆さまぜひご覧ください!!」

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