うなぎととろろ!?浜松の名店中川屋の「うなぎとろろ茶漬け」がおいしすぎた【東京・西麻布】

明治10年に静岡県浜松市で創業し、144年という長い歴史をもつ老舗うなぎ店「中川屋」。浜松で人気のうなぎ店が、2019年10月に東京・西麻布にもオープンしました。こちらのお店でぜひ食べてみてほしいのが、4代目の現店主が考案した名物「うなぎとろろ茶漬け」。実際に食べてみたのでレポートします。

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濱松うなぎ「中川屋」について

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中川屋は、明治10年に浜松の地で創業し、それから144年もの間、営業を続ける老舗うなぎ店です。浜松で「絶品うなぎを提供する名店」として人気を博し、4代目の村越武(むらこし たけし)氏の念願でもあった東京への出店を果たしました。

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多くのお客さまから愛される中川屋のうなぎの秘密は、中川屋独自のうなぎの焼き方にあるそう。一度蒸してから焼く関東風ですが、一般的なうなぎ店より倍の時間をかけてじっくりと焼いたうなぎは、外はパリッと香ばしく、中はふわっとジューシーな食感に仕上がっているのです。脂っぽさや皮と身の間のヌルっとした感触は皆無で、最初から最後まで重くなく美味しくいただけるうなぎです。

また、中川屋のうなぎの特徴は、そのタレにもあります。創業以来、戦争中も守り抜いた秘伝のタレは、中川屋のうなぎの味を引き立てています。甘めの味付けを好むお客さまが多いことから、甘めのタレを使用しています。

なぜ「うなぎとろろ茶漬け」が生まれたのか

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中川屋の名物看板メニューといえば「うなぎとろろ茶漬け」です。うなぎにとろろの組み合わせはあまり聞いたことがありません。誕生のきっかけは、4代目店主の父親が「長芋とうなぎは合う」と言っていたのを思い出したからなんだそう。長芋や自然薯、大和芋とうなぎを組み合わせ、試行錯誤を経て、長芋を使った現在の「うなぎとろろ茶漬け」が生まれたのです。

いざ「うなぎとろろ茶漬け」を実食!

まずは一杯目をいただく

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うなぎとろろ茶漬けを注文すると、このような形で運ばれてきます。

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2段になっているので、上の段を持ち上げて並べます。この後の食べ方は詳しく説明してくれますよ。

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まずはお茶碗に軽くよそい、お吸い物と一緒にいただきます。

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お吸い物は肝吸いです。山椒は好みの量をどうぞ。

筆者は後から気づくのですが、この後はお茶漬けとして食べるので、この一杯目でうなぎとお吸い物をしっかり味わってください。この一杯目のためにお吸い物がついているのです。

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また、焼きたてのうなぎの香ばしさと、中のふわっと感をより感じられるのも一杯目の醍醐味ですね。関東風と関西風、どちらのうなぎも好きな筆者ですが、胃もたれが気になる年頃なので、中川屋のうなぎは重たくなくてありがたいです。

二杯目は「うなぎ茶漬け」として

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二杯目はだしと薬味を足して「うなぎ茶漬け」としていただきます。薬味はねぎとわさび。

三杯目は「うなぎとろろ茶漬け」として

いよいようなぎとろろ茶漬けを味わってみます。

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ここでとろろの出番です。添えてあるとろろをしっかりかき混ぜ、お茶碗でよそったうなぎの上にとろろをかけ、さらにその上からだしをかけていただきます。だしは多めに入れて食べるのがおすすめだそう。もし、だしがなくなっても大丈夫。だしがなくなったら追加してもらえます。薬味は追加してもしなくても、お好みでプラスしてください。

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4代目店主の言う通り、うなぎととろろは本当に合います!初めて食べる味でしたが、食べてみてその美味しさに納得。女性はきっと、この組み合わせは好きな人が多いのではないでしょうか。

3杯目以降は気に入った食べ方で食べてくださいとのことでしたが、筆者はひたすら3杯目のうなぎとろろ茶漬けをおかわりし続けました。色んな食べ方、好みの食べ方で楽しめるのもうれしいですよね。ぜひ一度ご賞味あれ。

和モダンで落ち着く店内。デートや会食にも最適

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和の雰囲気を残しつつ、モダンでありながら落ち着く店内。大人のデートにはもちろん、個室があるので接待や会食などにも使えるお店です。浜松の名店で且つ、他にはない「うなぎとろろ茶漬け」を楽しめるお店として紹介するのも喜んでもらえそうですよ。

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濱松うなぎ中川屋

住所:東京都港区西麻布1-4-21-2F

TEL:03-5843-1833

営業時間:11:30~14:00(オーダーストップ)/15:00(閉店)

17:30~21:30(オーダーストップ)/22:30(閉店)

定休:毎週月曜日と、第3日曜日

アクセス:東京メトロ日比谷線 六本木駅(出口2) 徒歩8分

都営大江戸線 六本木駅(出口4b) 徒歩8分

東京メトロ千代田線 乃木坂駅(出口5) 徒歩8分

HP:http://nakagawaya.jp/nishiazabu/index.cgi

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