「ケイジとケンジ」比嘉愛未にとって地元・沖縄とは? 桐谷健太との“兄妹愛”も語る!

「ケイジとケンジ」比嘉愛未にとって地元・沖縄とは? 桐谷健太との“兄妹愛”も語る!

元体育教師という異色な経歴の新人刑事・仲井戸豪太(桐谷健太)と、東大卒で頭でっかちなエリート検事・真島修平(東出昌大)。2人が異なる立場、正義感の下に、時にすれ違いながらも事件解決に奮闘してきた「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」(テレビ朝日系)も、3月12日の放送でついに最終回。インターネットTVガイドでは見逃し厳禁なクライマックスに先駆け、豪太の妹で修平の立会事務官というキーパーソン、仲井戸みなみを演じる比嘉愛未さんにインタビューを敢行! みなみを演じきっての手応えや、実生活では3姉弟の長女である比嘉さん自身の“お姉ちゃん像”、各国を旅されてのオススメ旅行先など、盛りだくさんでお届けします。

──ついに最終回となりますが、みなみを演じてこられての手応えを教えてください。

「初めての関西弁なので緊張していたんですけど、意外とみなみの関西弁を待ってくれている方が多くいると聞いて。反応は良好みたいなので、最後まで楽しんでいけたらなと思います」

──関西弁独特の難しいイントネーションなどは、大阪出身の桐谷さんに学んでいるんですか?

「そうです、桐谷さん監修で最初から教えてもらっています」

──そんな桐谷さんと兄妹役を演じられていますが、実際に豪太のようなお兄ちゃんはいかがでしょうか?

「私、ずっとお兄ちゃんが欲しくて。少し大人で、甘えられるような兄がいたらなと思っていたんです。でも、豪太みたいな猪突猛進で突っ走るけど、どこか愛らしいお兄ちゃんもいいなと(笑)。一緒にいて楽しいですよね」

──今作で新たな発見があったんですね。

「みなみも豪太も、お互いが持っている“軸”というか…大事にしている部分や正義感は共通しているのかなと。なんだかんだ言いながらも、みなみはお兄ちゃんを尊敬していると思うんです。実際に演じるうちに“兄妹愛”は深まっていると思います。特に2人でいる時はコミカルなシーンが多いので、思い切って遠慮なくぶつかるのですが、お兄ちゃんも『なんでも来い!』と受け止めてくれます。分かりやすい優しさではなく、桐谷さんが演じてくれるからこその受け皿で包んでくださるのが心地よくて。いい関係性だな、兄妹になれてよかったなと思います」

──比嘉さんご自身は3姉弟の長女とのことですが、ご家族の中ではどんなお姉ちゃんだと思いますか?

「客観的には見られないですけど、厳しくてたまにウザいお姉ちゃんだと思います…(笑)。下の妹とは10歳離れているんですが、最近構ってくれなくて…。仕事だったり、友達との付き合いだったりで忙しいんでしょうけど、『今日ご飯どう?』って言ったら、『ごめん、予定ある』って振られっぱなしなんです…」

──比嘉さんの片思いなんですね(笑)。

「でも、たまに向こうから誘われると、やっぱりうれしくて。会うと相談事もしてくれるし、そういう時は全力で向き合っています。なので、トータルで見るといいお姉ちゃんだと思います(笑)」

──すてきな関係なんですね! 続いて、作中では、真島からポルトガル旅行や料理に誘われるシーンが多々ありましたが、比嘉さんが今一番行きたい場所を教えてください。

「北欧は行ったことがないので、いつか…と思っています。オーロラを見たり、インテリアを見たりしたいですね。あとはオーストラリアも行きたいですし…。年に1回は旅行に行けるように頑張っているんです。去年はモロッコに行きました。初のアフリカ大陸だったんですが、すごくよくて。日本とは全く違う、異文化の場所にどんどん行って刺激を受けたいですね」

──アフリカに行くと人生観が変わると言われる方は多いですよね。実際にモロッコではどんな刺激がありましたか?

「モロッコだとお酒が飲めませんし、信仰深いので、至る所にモスクがあって皆さんお祈りをしていました。あとは、景色も食べ物もそうですし…世界観の広がりを実感しています」

──やはり視野が広がるんですね。旅行といえば、ご出身の沖縄も観光地だと思うのですが、比嘉さんだからこそオススメのスポットがあれば教えてください。

「個人的には瀬長島の恩納村(おんなそん)を推したいです。ゆったりしていて、海もすごく奇麗ですよ。あと、私は陶器が好きなんですけど、沖縄独特の読谷(よみたん)山焼はオススメです。実際に作ることもできると思うので、マリンスポーツももちろん楽しいですが、より深く沖縄を知るには体験型の観光もいいのではないでしょうか」

──ぜひとも行ってみたいですね! ちなみに、今作の撮影が終わったら沖縄に帰る予定などはありますか?

「帰ります! やっぱり、リラックスできるんですよね。那覇空港に着いた瞬間には自分の中のスイッチはもうオフです(笑)。東京にいる間はどうしてもずっとオンになっていて。だからこそ頑張れるんですけど、やっぱりパワーを使い切ってしまうので、『そろそろ充電切れになりそうだな』という時には帰って、また元気を満タンにするというサイクルが出来上がっています」

──ルーティーンのようになっているんですね。

「上京して14年になりますが、それが私のバランスの保ち方です。私たちみたいに“表現”をすることは、自分のエネルギーを画面を通して伝えることが仕事なので、アウトプットばかりだとスカスカになってしまって…。そうすると、自分自身の魅力もなくなってきちゃうんです。原点に帰ることで、自然の力や家族からパワーをもらい、大きな円のように回っている感覚が心地いいです。そこでたまに海外に行くことでアップデートをして、円をさらに大きくしていけたらなと」

──すてきな習慣ができているんですね。最後の質問になりますが、タイトルに掛けて「愛未と〇〇の24時」のように、比嘉さんが四六時中没頭できる趣味や最近流行していることなどがあれば教えてください。

「1人で旅行したり、散歩をしたりするのが好きなんですよね。1人だからこそキャッチできるものがあると思っていて。あえて挙げるとしたら、たそがれたいのかな…(笑)。でも、ボーッとしているわけじゃないんですよ。瞑想とも違って…。カフェや公園のベンチに座って自分の世界が止まっていても、周りは絶え間なく動いているじゃないですか。カップルがいたり、家族がいたり…その人たちの人生を瞬間ごとに見るのが好きなんですよね。見ているこっちが幸せになることもありますし、勝手に盗み見ては、ほっこりしています。でも、趣味とは違う気がするし、『愛未と黄昏(たそがれ)の24時』もしっくりこないので、何か探さないとですね!」

──ありがとうございました!

【プロフィール】


比嘉愛未(ひが まなみ)
1986年6月14日生まれ。沖縄県出身。2007年のNHK連続テレビ小説「どんど晴れ」でヒロインを務め一躍注目を集めると、「コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―」シリーズや「マルモのおきて」(ともにフジテレビ系)、「DOCTORS~最強の名医~」シリーズ(テレビ朝日系)など、さまざまな話題作に出演している。

【番組情報】


「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」
テレビ朝日系
木曜 午後9:00~9:54

【プレゼント】


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●締め切り:2020年3月30日(月)正午

●発表方法:当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。

テレビ朝日担当 I・S
撮影/尾崎篤志

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