サッカー界にも大きな影響を与えている新型コロナウイルス。やはり最も苦しい状況にあるのは中国スーパーリーグだろう。
そこで今回は、中国で活躍しているスター選手たちを紹介したい。
パウリーニョ(広州恒大)
広州恒大のパウリーニョは中国スーパーリーグを代表するスター選手の一人だ。
彼はブラジル出身ながら若くしてリトアニアやポーランドでプレーするという一風変わった形でキャリアをスタートしている。母国ブラジルへ戻ると、コリンチャンスではクラブW杯のタイトルを獲得した。
驚きだったのは2年間を広州で過ごした後にバルセロナに加入し、素晴らしい活躍を見せたことだろう。その後僅か1年で再び広州へと戻っていったこともまた話題となった。
マレク・ハムシク(大連一方)
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Marek Hamšík(@marekhamsik17_official)がシェアした投稿 - 2020年 2月月20日午前5時00分PST
ディテールは変わっているが、10歳からモヒカンスタイルを貫いているというハムシク。個性的な髪型がトレードマークとなっているが、一方で人格者としても知られている。
昨季冬に大連一方へ移籍したが、それまではおよそ11年半にわたってナポリで活躍し続けていた。若くしてその才能を発揮したことから、引き抜きの噂も多かったものの、留まり続けてナポリのバンディエラとなった。
ちなみに同クラブでの通算得点ではマラドーナを超えており、歴代1位を記録している。
ジョアン・ミランダ(江蘇蘇寧)
昨年夏に江蘇蘇寧へ移籍したミランダ。かつて所属したアトレティコ・マドリーではディエゴ・ゴディンとともにセンターバックを組み、その堅固なディフェンスで一躍有名になった。
歴史的なリーグ優勝を始め、様々なタイトル獲得に貢献。アトレティコを世界的なビッグクラブへと押し上げる原動力となった。
その後インテルで4年にわたってプレー、後にゴディンも加入するのだが入れ違いのような形となり、二人がミラノで揃うことはなかった。
ムサ・デンベレ(広州富力)
現在は広州富力でプレーしているムサ・デンベレ。エールディビジのAZでプレーしていた若手時代はフォワードの選手であったが、イングランドに渡った後にミッドフィールダーへとコンバートされた。
2012年に加入したトッテナムではフィジカルの強さを活かした守備で主力に定着。結果的に7年半もの間、中心選手として活躍し続けた。
昨季冬に中国へと移籍、そのためスパーズにとって歴史的であったCL決勝の舞台にその姿はなかった。
オスカル(上海上港)
かつてはチェルシーというビッグクラブで活躍していたオスカル。ブラジルの若手の中でも最も有望だった選手だが、2016年に25歳という若さで衝撃的な中国行きを決断した。
また巨額の年俸も大きな話題となったが、貧しい環境で育った彼にとっては、とても断れない金額だったようだ。それ以来は上海上港のエースとして安定したキャリアを歩んでいる。
とはいえまだ28歳という年齢もあって欧州復帰の可能性もあり、依然注目されている存在である。