学童保育に大ホール開放 長与町社協「ゆったり遊んで」

大ホールで元気に遊ぶ学童保育の子どもたち=長与町嬉里郷

 長崎県西彼長与町社会福祉協議会(同町嬉里郷)は、同協議会の大ホールを町内の学童保育に無料で提供。子どもたちは、広い空間で遊び回っている。
 大ホールは約260平方メートルで、講演や集会時には最大約300席を置ける。新型コロナウイルス感染防止のため、同ホールで予定されていた高齢者向け介護予防教室などは中止。そこで、休校期間中に、空いたスペースで学童の子どもたちにゆったり遊んでもらおうと提供した。
 10日は、一つの学童保育が1時間利用。1~6年生の32人が走り回り、鬼ごっこやバドミントンなどをして楽しんだ。小学4年の女児は「体を動かせて良かった」と話した。
 同学童の放課後児童支援員は「普段は小学校のグラウンドや近くの公園を使わせてもらっている。ここは雨でも大丈夫。広い空間で思いきり遊べてありがたい」と話した。

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