このところサッカー界は選手の価値基準が急速に上がっており、数年前とは比べ物にならない額の移籍金が動くようになっている。
今回は『Sportskeeda』から、「プレミアリーグで今季全く移籍金に見合わないプレーをしている5名の選手」を紹介する。
5位:ニコラ・ペペ(アーセナル)
移籍金:7200万ポンド(およそ104.8億円)
ニコラ・ペペは昨年夏の段階では世界で最も人気あるアタッカーであった。その評価を得てイングランド・プレミアリーグへやってきたため、移籍金は7200万ポンドに達した。それはアーセナルの歴代最高額である。
そして、彼は今季6ゴール8アシストを決めた。その統計は悪いものとは言えないし、最近になって爆発力は見せている。しかし全体で見れば一貫性がなかった。来季は間違いなくキープレーヤーにならなければならない。
4位:セバスティアン・アレル(ウェスハム)
移籍金:4500万ポンド(およそ65.5億円)
昨季好成績を残したアイントラハト・フランクフルトでルカ・ヨヴィッチ、アンテ・レビッチとともにハイレベルのプレーを見せたアレル。彼らは世界でも屈指の攻撃トリオだった。
ウェストハムにとっては歴史的な4500万ポンドという費用で獲得され、好調なスタートを切った。しかし結局ここまでの26試合で7ゴールであり、クラブを上位に引き上げるには至っていない。
3位:ジョエリントン(ニューカッスル)
移籍金:4500万ポンド(およそ65.5億円)
今季下位からの脱出を狙ってニューカッスルが獲得したブラジル人FWジョエリントン。ホッフェンハイムでのプレーでブンデスリーガ屈指のアタッカーとして名を上げた23歳は、4500万ポンドというとんでもない額で買われた。
アジョセ・ペレスとサロモン・ロンドンが一挙に抜けた中で大きな期待を受けたジョエリントンは、なんと26試合で1ゴールという結果に。流石にこれを「失敗した補強」と言わずにいることは難しい。
2位:タングイ・エンドンベレ(トッテナム)
移籍金:5400万ポンド(およそ78.6億円)
フランス・リーグアンのリヨンでプレーしていたエンドンベレ。まるでパトリック・ヴィエラやマイケル・エッシェンのようだと評価され、彼はかなりの移籍金でトッテナムに買い取られた。
プレミアリーグでのデビューはアストン・ヴィラ戦で、その時にはマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるだけの活躍をしたものの、すぐに調子を落としていった。ポチェッティーノの解任後は更に状況は悪くなり、モウリーニョからは名指しで苦言を呈されることも。
1位:ジョアン・カンセロ(マンチェスター・シティ)
移籍金:6000万ポンド(およそ87.3億円)
グアルディオラは昨年の夏にサイドバックを補強しようと動いた。ダニーロをユヴェントスに譲渡するとともに移籍金を提示し、ジョアン・カンセロを手に入れた。実質的には6000万ポンドを支払ったことになる。
ピッチの両端で決定的な仕事ができると評価されたカンセロであったが、彼はもはや怪我をしているかベンチに座っているかだ。何があったのかはわからないが、10試合しか新戦力が起用されていないことがシティの不調を表している。