新型コロナの影響で注目度大! リモートワークでできること

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。3月9日(月)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、「SmartNews」コミュニケーションディレクターの松浦シゲキさんが“リモートワーク”について見解を述べました。

◆リモートワークで実現できること

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都は事業に影響が出ている中小企業などを対象にした緊急融資制度の申請受付と在宅勤務などのテレワークを活用する場合の助成金制度の申請受付を3月6日から開始すると発表。この助成金制度では、中小企業などがテレワークに必要な機器、ソフトウェアなどを導入する際に250万円を限度額として助成するとしています。

松浦さん自身、過去に知床で1週間遠隔作業し、リモートワーク(=テレワーク)で仕事が成り立つのか検証。「リモートワークはあくまで手段、目的ではない」と強調します。

リモートワークで実現できることは3点。緊急時にどこからでも仕事ができ、業務を止めない「リスク回避」と東京以外の人でも働ける「人材確保」。さらには、移動や場所の時間的・物理的な制約がなく仕事ができる「業務効率化」を挙げ、「新型コロナウイルスはさておき、リモートワークでこれを実現することが大事」と力説。

そして、「リモートワークをすることで効率化になる。効率化が働き方改革の形」と指摘し、「変えられるところを変えていけばいい。もちろん、対面する仕事はなかなか変えられない。できることから実現することが大事」と提言します。

全国で一斉休校となっている今、教育支援のリモートが数多く実施され、官公庁や一般企業がさまざまなコンテンツを無償で提供しています。

そういった取り組みに対しMCの堀潤は「企業にとっては認知度を上げる、仕組みを入れてもらうためのチャンス。その後の市場拡大にも繋がっていく」と期待を寄せると、松浦さんも「なおかつ働き方改革にもダイレクトに繋がる」と言い、リモートワークに関するコツを紹介。

◆リモートワーク、成功するコツ

それは、「会話は全てチャット上で行うこと」と「チャットを関係者全員が見える状態にすること」、「何でも言いやすい雰囲気と場を作ること」。さらに補足で、「会話は全てチャット上で行うというのは、みんなでオープン(な状態)で会話することで、誰が何をしたか記録すること」と注意を促します。これは後々のエラーやミスを失くすことに繋がるとともに、ハラスメントを防ぐ意味合いもあり「コミュニケーション力を強くする手段にもなる」と松浦さん。

堀は、日本には根回し文化があるだけに、オープンな環境に見えて、そうはならないのではと懸念します。すると松浦さんは、昨今議事録に関して問題が連発している政府を揶揄しつつ「それはマインドの問題」と言明。「みんながこのマインドで仕事をし始めれば全ての記録が残り、あとで検証できる」と答えていました。

タレントのフィフィさんは、この問題を追求していくことで「教育や仕事のバリアフリー化になる。これを機にもっと良い方向に進む、考えていったほうがいい」と大賛成のよう。一方、キャスターの宮瀬茉祐子は、海外ではすでにオンライン授業を導入している国があるにも関わらず、「日本がなぜそうならないのか疑問で仕方ない」と言います。これに松浦さんは「コツを理解して、目的を揃えて進めていくことが大事」と話していました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~7:59 「エムキャス」でも同時配信
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/
番組Twitter:@morning_cross

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