ホークスは盤石、オリは超大物に期待 開幕1軍を手にする助っ人は?【パ・リーグ編】

オリックスのアダム・ジョーンズ【写真:荒川祐史】

プロ野球は開幕延期が決まったがオープン戦は終盤にさしかかる

 新型コロナウイルスの影響でプロ野球は開幕の延期となり4月10日以降の開幕が決まった。オープン戦も無観客試合が続いておりファンにとっては残念な日々が続くが、開幕1軍入りに向け当落線上の選手にとっては調整期間が増えたとも捉えられる。

 ルーキー、中堅、ベテランもそうだが4つの枠を争う助っ人選手も熾烈な争いが続いてる。ここではオープン戦に出場している12球団の助っ人事情を振り返っていく。続いてはパ・リーグ。※育成選手は除く

○西武

【投手】
リード・ギャレット 1試合、0勝0敗、防御率0.00
ザック・ニール 1試合、0勝1敗、防御率4.15
【野手】
コーリー・スパンジェンバーグ 6試合、15打数2安打、打率.133、0本塁打0打点
エルネスト・メヒア 6試合、13打数2安打、打率.154、0本塁打1打点

○ソフトバンク

【投手】
マット・ムーア 3試合、2勝0敗、防御率0.00
デニス・サファテ 2試合、0勝0敗1セーブ、防御率0.00
リック・バンデンハーク 1試合、0勝1敗、防御率0.00
【野手】
ウラディミール・バレンティン 8試合、15打数5安打、打率.333、2本塁打9打点(※参考 今季から日本人選手扱い)

○楽天

【投手】
JT・シャギワ 4試合、0勝0敗、防御率0.00
アラン・ブセニッツ 4試合、0勝0敗、防御率0.00
【野手】
ゼラス・ウィーラー 10試合、18打数5安打、打率.278、1本塁打4打点
ジャバリ・ブラッシュ 9試合、19打数4安打、打率.211、2本塁打3打点
ステフェン・ロメロ 9試合、22打数6安打、打率.273、0本塁打2打点

オリックスのジョーンズはオープン戦1号を放つもここまで2安打

○ロッテ

【投手】
ジェイ・ジャクソン 3試合、0勝0敗、防御率0.00
フランク・ハーマン 1試合、0勝0敗、防御率9.00
【野手】
ブランドン・レアード 6試合、18打数3安打、打率.167、1本塁打5打点
レオネス・マーティン 6試合、14打数4安打、打率.286、1本塁打4打点

○日本ハム

【投手】
ニック・マルティネス 3試合、1勝1敗、防御率3.65
ドリュー・バーヘイゲン 3試合、0勝1敗、防御率6.52
ブライアン・ロドリゲス 3試合、1勝0敗、防御率2.16
【野手】
クリスチャン・ビヤヌエバ 9試合、23打数2安打、打率.087、0本塁打0打点
王柏融 11試合、25打数8安打、打率.320、0本塁打4打点

○オリックス

【投手】
タイラー・ヒギンス 4試合、0勝0敗、防御率2.45
ブランドン・ディクソン 3試合、0勝0敗、防御率0.00
【野手】
スティーブン・モヤ 9試合、25打数6安打、打率.240、0本塁打1打点
アダム・ジョーンズ 8試合、15打数2安打、打率.133、1本塁打2打点
アデルリン・ロドリゲス 2試合、3打数2安打、打率.667、0本塁打1打点

 シーズンオフから注目を浴びたのはオリックス。メジャー通算282本塁打を誇る超大物助っ人・ジョーンズは4番での起用が濃厚。オープン戦では一発を放ったがここまで2安打、まだまだ調整段階か。ヒギンス、ディクソンは1軍当確で残り1枠をモヤとロドリゲスが争う形に。

 西武は開幕投手のニールがここまで1試合に登板。6日の広島戦では5回途中2失点で順調な調整ぶりを見せている。新助っ人のギャレッドも150キロを超す直球を武器にアピールしている。スパンジェンバーグは秋山の穴を埋める活躍に期待がかかる。

 ソフトバンクはローテ候補のムーア、バンデンハークが好投を続けており、元守護神のサファテが復活登板を果たした。ロッテは春季キャンプで肉離れで離脱したジャクソンが復帰しここまで3試合に登板し無失点、レアード、マーティンも打線の核として期待される。

 楽天はシャギワ、ブセニッツが好投を見せており、打線ではオリックスから移籍したロメロが好調。ここまで結果は出てないが昨年33本塁打を放ったブラッシュ、来日6年目のシーズンとなるウィーラーと4枠は激しい争いを繰り広げている。日本ハムは巨人から移籍してきたビヤヌエバが本調子ではなく、2年目の王柏融はコンスタントに安打を放ち打率.320と好調をキープしている。(Full-Count編集部)

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