細部まで凝った手作り衣装 大村のコスプレーヤー白澄華さん展示会

手作りのコスプレ衣装に見入る来場者=大村市本町、まちかど市民ギャラリー

 大村市のコスプレーヤー、白澄華(シスカ)さん(30)が製作したコスプレ衣装の展示会が3~9日、同市内で開かれ、若い女性らでにぎわった。
 白澄華さんは2008年からコスプレ活動を開始。当初は人気キャラクターの既製服を購入して楽しんでいたが、市販されていないマイナーなキャラの衣装を手作りするうちに縫製などの腕前が上達。今ではオーダーメード販売も請け負っており、県内外から注文が相次いでいるという。これまでに仕上げた衣装は50着以上になる。
 白澄華さんが展示会を開いたのは4度目。会場にはアニメやゲームのキャラクターの和装・洋装計10着や髪飾りなどの小道具、白澄華さんが製作した衣装を着用した県内外のコスプレーヤーの写真約60点を展示。衣装はどれもカラフルで、凝った装飾が施され、完成度が高い。
 展示期間中、約450人が来場。コスプレ用の衣装と知らずに購入を希望する年配の女性もいたという。
 9日、島原市から来た女性コスプレーヤー、竹太(タケタ)さん(29)は「フリルがとてもかわいらしくて、縫製の技術がすごい」と感心しながら衣装に見入っていた。

© 株式会社長崎新聞社