日本人ということを忘れて混ぜるべし!いま話題のカレー店

 毎週月~金曜日 ゆうがた5時58分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」。水曜日は「奈良にうまいもんあり!」と題して、美味しいお店を数珠つなぎで紹介していきます。

今回、紹介するのは、奈良女子大学近くのきたまちエリアにオープンしたばかりのお店「菩薩カリー」。一見、お店の中もカフェのような雰囲気ですが…

※この記事は奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」で3月11日に放送されたものです。

カレー好きが高じてお店をオープン

2月29日にオープンしたばかりの「菩薩カリー」は元々、椿井市場の中で夜にダイニングバーをしているお店で”間借りカレー”として週3日ほど営業していたのだとか。そこで半年営業した末、移転したのがいまの店舗なんです。

店長の吉村萌々さんはカレーが大好き!

大学を卒業する前に学生時代に何かやり残したことがないか考えた結果「カレーが好きなのにカレー店でアルバイトをしていないのはおかしい!」と気づきました。

奈良市内のカレー店でアルバイトを経験し、その後、就職した先で営業部へ配属に。いろいろなカレー店を探して毎日食べ歩いていたそう。

しかし、内勤の部署へ異動になり、大好きなカレー店巡りができなくなった吉村さん。仕方なく自分でカレーを作る日々の中、ある変化が…

店長・吉村萌々さん

「”イベントに出店してみませんか?”とお誘いをいただけるようになって、会社勤めをしながら半年ほどイベントへ出店していました。」

そんな中で出会ったのがネパールの「ダルバート」という料理の形式の魅力です。そして、こちらが吉村さんの作る「ダルバート」です。

ダルバートセット(本日のカリー2種+ダル(豆スープ)+野菜のおかず(7種))

まずは、黄色いダル(豆のスープ)と本日のカリー(2種)をそれぞれいただきます!

・ダル(豆のスープ)

しっかりとスパイスの味が効いているのに優しい味です。

・香ばし海老カリー

その名のとおり、香ばしくダルとは違った旨味があります。

・菩薩チキン

パンチの効いた味わいとなっています。

さて、それぞれを味わったところで美味しい食べ方を実践してみることに!お皿に乗っているおかずもカレーもすべて元のご飯の色が見えなくなるくらい混ぜるのだとか…!

ポイントは「一旦、日本人であるということを忘れる」こと!

野菜の旨味もしっかり感じることができ、混ぜることでまた違った味わいを楽しむことができます。

そして、一緒に楽しんでいただきたいドリンクも!ローズの香りが口いっぱいに広がってさっぱりしていて美味しい!

店長・吉村萌々さん

「お店を開いたときに設定したビジョンが”奈良をカレーの総本山にする”ということです。

奈良は大阪に比べてカレー店が多く集まっている印象が持たれていないんです。うちのような小さいお店も含めて頑張っている方がたくさんいるので、奈良をカレーで盛り上げていってカレーの熱いスポットだと認識しておらえば。奈良時代、一番最初にスパイスが入ってきた土地でもあるので、スパイスの歴史と奈良は切っても切り離せないと思うので”奈良をカレーの総本山にする”という言葉を選ばせていただいています。」

地元・奈良とカレーを愛するオーナーが作る「菩薩カリー」にぜひ足を運んでみてくださいね。

気になるお店の場所は?

※この記事は取材当時の情報です。

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