放課後キッズクラブ職員が百万円着服 「飲食に使った」

横浜市役所

 横浜市は13日、金沢区内にある市立小学校の「放課後キッズクラブ」の現場責任者を務めていた60代の男性主任が、委託料や補助金の一部計101万4150円を着服していた、と発表した。男性は市や運営法人に全額返還し、退職。市は金沢署に相談している。

 市によると、男性は会計処理をほぼ1人で担当し、領収書を偽造したり、人件費を多く支払ったように見せ掛けたりしていた。不正な経理処理は6年間で計80件で、運営法人などの聞き取り調査に対し、「以前の勤務先の退職金が底を尽き、収入も減った。(着服金は)自分の飲食やスタッフ、子どもの飲み物などに使った」と説明している。

 市によると、着服金の内訳は「はまっ子ふれあいスクール」として運営していた2014~18年度分の委託料(39万9746円)と、キッズクラブの18、19年度分の補助金の一部(61万4404円)。

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