松本駅ビルに侵入し消火器噴射 20代男性消防士を減給処分 消防局「再発防止に努める」

長野県の松本広域消防局は、飲酒後に商業施設に侵入し、消火器を噴射したとして逮捕され、その後不起訴となった20代の男性消防士を減給10分の1・1か月の懲戒処分としました。

消防局によりますと、男性消防士は去年4月、飲酒した後にJR松本駅ビルの商業施設に侵入し、消火器を噴射したとして、建造物侵入と威力業務妨害の疑いで逮捕されました。商業施設は、一部の店の営業に影響が出たほか、1階の出入り口のガラスも割られていました。

消防士はその後、去年12月に不起訴処分となりましたが、消防局はきょう13日、「信用失墜行為の禁止違反」に該当すると判断し、減給10分の1・1か月の懲戒処分としました。

松本広域消防局の塩原久典局長は、「このような不祥事が二度と発生しないよう、綱紀粛正を徹底し再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

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