史跡小田原城跡 住吉橋の床板や欄干に油まかれる

住吉橋を渡る北条氏政役の高嶋政伸さん=小田原城址公園(2018年の様子)

 神奈川県小田原市は13日、史跡小田原城跡の住吉橋に油がまかれたと発表した。植物性とみられ、付着範囲は幅約2メートル、長さ約4.6メートル。市は小田原署に被害届、文化庁に毀損届を出す予定で、専門家と復旧方法を検討する。

 市によると11日朝、職員が橋の床板や欄干などに付着物があることを発見。雨上がりで見分けられず、13日午前に油と確認した。

 住吉橋は銅(あかがね)門に続く橋で、1990年に木造橋として復元、2018年に架け替えられた。

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