モノが置かれてスッキリしない部屋を改善、仕組み化してラクになる片付け術

足の踏み場がないほど散らかっている部屋ではないけれど、あちらこちらにモノが置かれていて何かスッキリしない。片付けても片付けても、気づいたらモノがあふれて、小さなストレスを抱えている人も多いのではないでしょうか。

整理された部屋がいいに決まっていますが、生活しているとなかなか思い通りにいかないものです。今回は、時短家事の著者が、なぜモノが出っぱなしになってしまったかを解明し、片付けに時間をかけなくてもいい部屋作りを紹介します。


認識→解明→改善の3ステップが必要

まずは部屋に立ち、何が散らかっているのか、何が出しっぱなしになってしまっているのかを認識します。ただ目視するだけでなく、リスト化して可視化していきましょう。

認識ができたら、次は解明。なぜ、散らかってしまっているのか、理由を考えます。そして、最後は改善です。改善方法に万人に共通の正解はありません。何が、どんな環境と理由で散らかっているのかは人それぞれだからです。

自分の理由に当てはめて、それがクリアになるように部屋の中を改善していく必要があるのです。

具体的な「認識」方法

最初のステップの「認識」。これは何が散らかっているのかを自分で理解することです。アナログであれば手帳に箇条書きする。デジタルであればEvernoteのようなノート機能のあるアプリに散らかっている写真を貼り付けて、その下に散らかっているモノを箇条書きにするのも良いでしょう。

まずは、問題となっているものをしっかり認識するところからがスタートです。

散らかっている理由を「解明」

次になぜモノが散らかってしまっているのか理由を明確にすること。散らかっている理由はその人の環境(間取り)と暮らし方によって変わっています。

たとえば、仕事部屋に衣類が散らかっていたとします。理由は、「衣類収納のクローゼットは別の部屋にあるから」とか「帰ってきてすぐに仕事部屋に行き、そこで服を脱いでしまうから」等が考えられます。

自分のライフスタイルにあった「改善」

ではどうすればいいのか。前述の例から続けますと、大きく2つの改善方法が考えられます。

1. 帰ってきたらまずクローゼットのある部屋に行き着替える
2. 仕事部屋にクローゼットを作る

簡単にすぐできるのは1ですよね。

今までできていなかったのは、どこの部屋で何が散らかっているかをちゃんと認識していなかったからです。認識して理由を明確にすれば、自ずと改善方法は見えてきます。

仕事部屋の衣類というのは簡単な例ですが、リスト化してひとつひとつ見直しをしていくとキッチンでもワンルーム暮らしの人でも、散らかっているモノが何かがわかり、改善策も浮かんできます。

「散らかっているモノをいちいちリストに書きだすなんて面倒くさい」と思うかもしれませんが、一度しっかり改善するための作業です。改善できてしまえば、もうリスト化する必要はありません。

問題を明確にし、淡々と手順をふめば、片付けに時間をかける必要がない部屋へと改善できます。面倒と思っても、散らかっている部屋に悩んでいる人は一度お試しください。

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