フランスから帰国後に発症…「濃厚接触者」は2人 松本地域の20代女性『新型コロナ』感染 長野県内で4人目

長野県は松本地域の20代の女性が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。フランスに渡航した後、発症したということです。

感染が確認されたのは、松本保健所管内に住む20代の女性です。県によりますと、女性は今月2日から9日までフランスへ一人で渡航。帰国後、11日に下痢や嘔吐の症状が出ました。12日に37度台の発熱があったことから松本保健所に相談し、県内の医療機関を受診しました。その後、自宅で療養し、きょう14日、検査の結果「陽性」が判明したということです。

新型コロナウイルスに感染した20代女性の行動歴

女性は、感染症指定医療機関に入院していますが、けさの段階では発熱はないということです。

県は、県内での感染が拡大していないことなどから、女性はフランスへの渡航で感染した可能性が高いとみています。

また、県はいまのところ、女性の「濃厚接触者」は2人とみていて、そのうち1人は県内在住の別居している家族だということです。もう1人については、明らかにしていません。2人に症状はなく、今後、2週間程度、経過観察するとしています。

一方、県は、女性の職業や居住地についても、プライバシーの保護を理由に公表しないとしています。

県内の感染者は、松本保健所管内の60代男性とその妻、南牧村の牧場従業員に次いでこれで4人となりました。

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