「万全の予防対策に協力を」 中村知事 一問一答 新型コロナ感染 長崎県内初確認

 長崎県内で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受け、中村法道知事と中田勝己福祉保健部長は会見を開いた。報道機関との主なやりとりは次の通り。

 -県内で初めて感染者が確認された。
 中村知事 新型コロナウイルス感染症が全国で増加傾向にあり、本県でも多くの方々の往来がある。いつ発生してもおかしくない状況にあり、危機感、緊張感を持って対応するよう態勢づくりに取り組んできた。そういった中、感染者が発生した。引き続き県民に万全の予防対策に協力いただきたい。

 -県の対策本部会議で決まったことは。
 中村知事 (感染者らへの)ヒアリング結果を得た上で適切な対応をするよう求めた。例えば高速船で壱岐市に来られた。航路事業者にも連絡して手すりやシートを消毒してもらい、早速、運航中の船内放送で報告の上、(感染者と)同一シートの利用者には連絡先まで聴取してもらった。

 -他に指示したことは。
 中村知事 情報を共有して必要な対策は当初の行動計画通りに遅れることなく進めるように確認や指示をした。(感染者は)壱岐市に入って昼食を取った。壱岐振興局にも対策本部を設けており、消毒作業に取り掛かったという報告を受けた。

 -離島での集団感染「クラスター」の懸念は。
 中田部長 感染症の指定医療機関は離島も含めて県内各地に設置しており、離島でも適切な医療が提供できる体制を構築している。しっかり対応したい。

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