長崎県内各自治体対策本部設置 住民に注意喚起も 新型コロナ感染 長崎県内初確認

 壱岐市で新型コロナウイルス感染者が確認されたのを受け、大村市と西彼長与町、北松佐々町は対策本部を設置した。他の市町も防災行政無線で注意喚起するなどした。
 大村市は市役所で対策本部を開き、市幹部が県の発表内容を確認。国保けんこう課に市民の相談窓口を新設した。園田裕史市長は「市民がデマに振り回されないよう、正しい情報発信に力を入れたい」と語った。
 長与町も対策本部を設け、吉田慎一町長らが町内で感染者が出た場合の消毒班編成や、町主催行事の中止期間などを協議した。17日以降の町立小中学校の臨時登校は予定通り実施する。
 西海市は15日、長崎市、諫早市、平戸市は16日に対策本部を設け、初動対応などを確認する。長崎市は、壱岐の感染者について「長崎市での滞在歴は確認されていない」とし、16日以降に予定している市立小中学校の臨時登校は実施する。
 既に対策本部を設置している佐世保市、五島市、松浦市、設置準備中の雲仙市なども情報収集に当たった。

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