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新型コロナウイルスの感染者が確認された壱岐市では、施設がデマによる風評被害を受けた。感染者が立ち寄った場所を公表するよう求める声もある。
県と市は感染者が12日にテントで宿泊したと発表し、テントの貸し出しなどもする壱岐イルカパーク&リゾートに対して、匿名性の高い会員制交流サイト(SNS)で「イルカパークに泊まったのではないか」などの書き込みがされた。同パークの代表者は「泊まっていない。うわさだけで書き込むのはやめていただきたい」と憤る。
壱岐市は14日午前に急きょ、所有する同パークと一支国博物館の休園・休館を決めた。ただ、閉館していない文化施設もあり、同博物館の副館長は「閉館していることで感染者が立ち寄ったのではと風評被害が出ている」と困惑した。