茅ケ崎管内でも初の感染確認 鎌倉のスーパー50代従業員

会見で新型コロナウイルス感染者について説明する県と茅ケ崎市保健所の担当者ら=15日午後、県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県と茅ケ崎市は15日、同市保健所管内(同市、寒川町)に住む50代男性の感染が新たに確認されたと発表した。同所管内で感染者が確認されたのは初めて。

 市などによると、男性は食品スーパー「ライフ鎌倉大船モール店」(鎌倉市岡本)の従業員。10日に発熱や倦怠(けんたい)感などがあり、14日に県内の医療機関を受診、PCR検査で陽性と判明した。軽症だが、県内の別の医療機関に入院している。

 同店には10日まで出勤しており、商品整理などの業務に就いていた。接客はしていない。1人暮らしで、通勤は自転車を利用。海外渡航歴はないという。

 同店は15、16日を臨時休業として消毒などを実施すると公表した。市などは、出勤日が重なるなどした従業員ら22人について健康観察しているが、これまでに体調不良を訴えるケースはないという。

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