ブレグマンらアストロズの選手が続々と寄付を発表

オープン戦が中止、レギュラーシーズン開幕が延期となり、自身のプレイでファンに勇気や希望を与えることができない状況となるなか、メジャーリーガーによる寄付の動きが広まっている。アストロズでは、アレックス・ブレグマン、ランス・マカラーズJr.、ジョージ・スプリンガーといった主力選手たちが、地元ヒューストンのコミュニティを助けるために寄付の動きを見せている。

オールスター三塁手のブレグマンは日本時間3月15日、自身のTwitterでヒューストン・フードバンクに対して、隔離されている人々のために1000個分のフードキットを寄付することを発表。ヒューストン・フードバンクによると、フードキット1つで28食分の食事が提供できるという。フリーランチに頼らざるを得ない学生たちに食事を提供するために使われるようだ。ブレグマンは「少しでもいいので私たちのコミュニティを助けるのに手を貸してください」と支援の輪を広げることを呼び掛けている。

マカラーズJr.もブレグマンに続いて日本時間3月16日、自身のTwitterでヒューストン・フードバンクに1万食分の食事を寄付することを発表した。「ヒューストンは必要なときにはいつも協力し合うんだ。僕たちに加わってください!」とブレグマン同様に、さらなる支援を呼び掛けた。

ブレグマンとマカラーズJr.が食事の面での支援を発表している一方、オールスター外野手のスプリンガーは日本時間3月15日、代理人を通して、新型コロナウイルスの感染拡大によるイベントのキャンセルなどで被害を受けた本拠地ミニッツメイド・パークの従業員に対して10万ドルを寄付したことを報道陣に明らかにした。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、メジャーリーグはオープン戦を中止し、レギュラーシーズンの開幕を少なくとも2週間延期することを発表。シーズン開幕は5月下旬~6月あたりまでずれ込むことが有力視されており、メジャーリーガーによるコミュニティ支援の動きは今後も拡大していきそうだ。

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