主力セダンからスポーツセダンとなった3代目スカイライン
プリンス自動車が日産自動車に吸収される形で合併した後、1968年にフルモデルチェンジしてデビューしたC10型 スカイラインが「愛のスカイライン」。
ボディバリエーションは、C10型4ドアセダン、WC10型エステート、VC10型バンをラインナップ。エンジンは、プリンス製 直列4気筒OHC1500ccを搭載していた。
1968年後半に直列6気筒OHC2000ccエンジン搭載のGC10型「GT」登場。ボディバリエーションに2ドアハードトップが追加された。
日本が世界に誇る大名跡“GT-R”の誕生
第2回 日本グランプリでポルシェを抜き、日本中のモーターファンを虜にして話題となった「スカイラインGT」の市販コンセプトモデル「スカイラインGTレーシング仕様」が第12回東京モーターショーに出品され、2年後の1970年に「GT-R」としてデビュー。
当時の「GT-R」の価格は150万円、大卒初任給が約3万円の時代であったことから、現在の価値に換算すると約900万円以上と非常に高額であった。
スペックや価格
■全長×全幅×全高:4235~4430×1595×1390~1405mm
■価格150万円(スカイライン GT-R)
■エンジン
・直列4気筒OHC 1500cc
・直列4気筒OHC 1800cc
・直列6気筒OHC 2000cc
・直列6気筒DOHC 2000cc
■トランスミッション
・3速AT
・3速MT
・4速MT
・5速MT
■駆動方式:FR
■製造期間:1968年~1972年