DTM:アウディ、2020年に参戦する6台のRS5 DTMのカラーリングを公開

 DTMドイツ・ツーリングカー選手権に参戦するアウディは、2020年にワークス体制で参戦する6台のアウディRS5 DTMのカラーリングを発表した。今季はカラーリングのパターンを変更し、それぞれのスポンサーカラーをまとう。

 ライバルのBMWと同様に、DTMに参戦するアウディのワークスカーはすべてが同じカラーリングのパターンを使用しており、スポンサーカラーの色でイメージを変えている。2020年のRS5 DTMのカラーリングはアシンメトリーなデザインで、ルーフに施されたアウディスポーツを象徴する平行四辺形の“ランバス”で模様が繋がっている。

 タイトルディフェンダーのレネ・ラスト車は、ホワイトとレッドの塗り分けでアウディスポーツと、ドイツ最大の家具販売店であるポルタのカラーとなる。一方、マイク・ロッケンフェラー車は、自動車整備機器のスペシャリスト企業のツイン・ブッシュのブルーとイエローに彩られた。

 2019年までロッケンフェラー車をサポートしていたエキゾーストのアクラポビッチのブラックとグレーは、2020年からジェイミー・グリーン車に使用される。ニコ・ミューラー車はカストロール・エッジのグリーンとホワイト、ロビン・フラインス車はアラール・アルティメットのブルーとイエローとなった。

 一方、ロイック・デュバルのRS5 DTMは、2019年に富士スピードウェイで行われたスーパーGT×DTM特別交流戦の際にデュバル車に使用されたイタリアのBMCエアフィルターのスポンサーカラーであるレッドとグレーの色分けに変更された。

 2020年はスーパーGTがクラス1規定となり、DTMにとってはBMWとアウディの戦いに変化するなど、新たな時代となる。アウディモータースポーツ代表のディーター・ガスは「近い将来、アウディは電気自動車とともに、まだ内燃エンジンを搭載した市販車を出すことになるだろう」と語った。

「だからこそ、我々はフォーミュラEと並行して、最新の効率をもつエンジンを備えたレースに参戦する意味があるんだ」

アウディスポーツ/ポルタのカラーリングをまとうレネ・ラスト車
ツイン・ブッシュカラーのマイク・ロッケンフェラー車
アクラポビッチカラーのジェイミー・グリーン車
カストロール・エッジカラーのニコ・ミューラー車
アラール・アルティメットカラーのロビン・フラインス車
BMCエアフィルターカラーのロイック・デュバル車

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