長崎市など警戒強める 対策本部を設置

 長崎県壱岐市で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受け、新たに長崎市や西海市などが16日までに対策本部を設置し、感染拡大への警戒を強めた。
 16日に長崎市役所で開かれた対策本部会議には各部局長ら約30人が出席し、田上富久市長は「これまで以上に危機感を持って対応してほしい」と訴えた。庁内や市内で感染者が出た場合に備え、業務への影響を最小限に抑える人繰りなどの業務継続計画(BCP)を近くまとめることや、市の窓口の消毒、市有施設の閉鎖基準、市民への予防啓発について協議した。
 同日は諫早市、島原市、南島原市、雲仙市、平戸市、西彼時津町、新上五島町、北松小値賀町も対策本部を設置した。平戸市は既に医療機関向けにマスクを4千枚配布しているが、追加で7500枚配布することを決めた。

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