熊日賞に渡小(球磨村) 小中学校PTA新聞コンクール

グランプリの熊日賞を受賞した渡小PTAの広報委員ら=球磨村

 2019年度の熊日新聞コンクール「小中学校PTA新聞の部」の最終審査が13日までに熊本市中央区世安町の熊本日日新聞社であり、グランプリの熊日賞に球磨村立渡小の「風」を選んだ。次席の県PTA連合会賞に同市立楠中の「会報楠風」、3席の熊本市PTA協議会賞に同市立大江小の「おおえ」が決まった。

 熊日、県PTA連合会、熊本市PTA協議会の主催。県内の小中学校PTAが19年4月以降に発行したPTA新聞などが対象で、66点の応募があり、15点が最終審査に進んだ。

 堀畑正臣・熊本大大学院人文社会科学研究部教授と須惠勝幸県教育庁社会教育課審議員、竹下恒範県小中学校長会会長、村崎一英県PTA連合会会長、松島雄一郎熊本市PTA協議会会長、今村浩熊日読者・新聞学習センター長の6人が内容、企画、レイアウト、努力の4項目を審査した。

 「風」は、「一生のうち親子が一緒に過ごせる時間は」などユニークな企画が目を引き、文字や見出しの大きさ、色使いなど読みやすい工夫も光った。「会報楠風」は、学校現場での「働き方改革」を年間テーマに、対談や保護者アンケートなど多角的に展開。「おおえ」は情報量の多さや取材の努力が評価された。

 このほか、県教委賞、市教委賞、優秀賞10点、優良賞13点、佳作20点も決めた。20日に予定していた表彰式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止する。(西山美香)

熊本日日新聞 2020年3月14日掲載

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