「お食い初め」のならわし 立木神社(草津) ピースマム2020年3月号

赤ちゃんにとって「お食い初め」は、お宮参りの次にやってくる儀式。

どんな意味合いがある習わしなのか、神社の宮司さんについて聞いてみました。

◆お話をうかがったのは・・

立木神社 宮司 中嶋 一也さん

感謝の心で行う人生儀礼

健やかな成長を祈念して

昔から子を授かると申します。神様から御霊を戴く喜びの表れです。感謝の心も持って行われる人生儀礼は、出産後のお七夜(命名式)に始まり、お宮参りやお食い初めなど、一生を通じて祝事を行う日本の美風です。

お食い初めの儀式は、生後百日頃に赤ちゃんの歯が生え始める時期に行います。その際に用いる歯固め石は、「歯が丈夫でありますように」と家族が願い、神社の境内の石をいただきお食い初めの際に口元に添えます。齢(よわい)の字は、丈夫な歯が長生きに深く関わっていることを意味するのでしょう。

その他に硬いタコやアワビ、梅干し(しわができるまで)、餅(長持ち)等を用いることも。いずれも「げんを担ぐ」いろんな地域での習わしです。

儀式を通じ子どもの成長を願うことは、まさに親の何よりの喜びでしょう。

当社では、ご神前でお祓い申し上げ、上袋に入った歯固め石をお授け致します。人生の節目をご家族お揃いで是非お祝いください。

一生に一度の儀式、きちんと知って、思い出深いものにしたいですね!

立木神社

草津市4丁目1-3

TEL:077-562-0420

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