長崎県は17日、新型コロナウイルスを検出するPCR検査を、体制が整っている県内の2医療機関に委託する方針を明らかにした。県内で1日当たりに実施できる検査数は、現在より50件増えて130件になる見通し。
県内のPCR検査は現在、県と長崎市の2行政機関が実施している。検査は公的医療保険が適用されたため、医師の判断で保健所を通さずに実施できる。
県によると、10日に「新型コロナウイルス感染症検査体制協議会」を開催。感染疑いの患者が受診する「帰国者・接触者外来」を設けた県内25医療機関のうち、2機関で検査体制が整っていることを確認した。
県医療政策課は「できるだけ早く医療機関と検査の委託契約を結びたい」としている。
このほか県は、感染拡大したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員2人と、流行地域のイタリアから帰国した2人が県内に戻り、健康観察を受けていることを明らかにした。
医療機関でPCR検査へ 長崎県内、1日最大130件可能に
- Published
- 2020/03/18 00:00 (JST)
- Updated
- 2020/03/18 10:19 (JST)
© 株式会社長崎新聞社