高校生NZ留学中止に 自己隔離や飛行機運休 厚木

 神奈川県厚木市は17日、4~5月に予定していた高校生が対象のニュージーランドへの留学プログラムを中止することを決めた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、ニュージーランド政府が入国者に対し、入国後14日間、自己隔離を求めると発表。ニュージーランド航空も今月30日から6月30日まで、オークランド-成田線などを運休することを決めた。そのため市は、留学しても高校生が同国内で行動するのは難しいと判断。プログラムを改めて計画する。

 市は東京五輪・パラリンピックで、同国のホストタウンになっており、プログラムは交流事業の一環。市内の高校1、2年生10人が今月10日から24日まで同国ダニーデン市のベイフィールド高校に留学する予定だった。だが一斉休校で、4月26日から5月7日までに延期されていた。

 同国を巡っては、バスケットボール男子代表チームが6月上旬に、最終予選の事前キャンプを市内で行う予定。だが航空便の運休に加え、セルビアでの最終予選開催も不安視され、キャンプの行方が懸念されている。

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