アストロズ・バーランダーが右股関節手術 開幕OKの見込み

日本時間3月18日、アストロズはエース右腕のジャスティン・バーランダーが右股関節の手術を受け、6週間ほど離脱する見込みであることを発表した。バーランダーはキャンプ序盤に股関節の違和感を訴え、調整が遅れていた。およそ6週間の離脱を強いられるバーランダーだが、新型コロナウイルスの感染拡大によってレギュラーシーズンの開幕が遅れているため、レギュラーシーズンの開幕に間に合う可能性があると見られている。

自身2度目の登板となった日本時間3月10日のオープン戦で右広背筋を痛めたバーランダーは、日本時間3月27日に予定されていたレギュラーシーズンの開幕に間に合わないことが確実視されていた。今回は、その右広背筋ではなく、キャンプ序盤に調整が遅れる原因となっていた右股関節の手術を受けることを決断。ジェームス・クリックGMによると、当初は手術を受けずに回復することを期待していたものの、リハビリのなかで故障が再発したため、手術を受ける方針に切り替えたようだ。

現在37歳のバーランダーは昨季、キャリアのなかでもベストに近いシーズンを過ごし、34試合に先発してメジャー最多の21勝(6敗)をマークしたほか、防御率2.58、300奪三振、被打率.172、WHIP0.80など素晴らしい成績を残した。シーズン終盤には自身3度目となるノーヒッターを達成しただけでなく、通算3000奪三振の大台にも到達している。

今季のアストロズは、ゲリット・コールがヤンキース、ウェイド・マイリーがレッズへ移籍したため、バーランダーとザック・グレインキーが二本柱となり、トミー・ジョン手術から復帰するランス・マカラーズJr.が3番手、メジャー2年目を迎えるホゼ・ウルキディが4番手となる見込み。5番手はオースティン・プルーイット、ジョシュ・ジェームス、フランベル・バルデス、ブライアン・アブレイユらによる争いとなっている。バーランダーが開幕戦に登板する場合、アストロズでは3年連続3度目、キャリア通算では12度目の開幕投手となる。

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