東出昌大に質問した平野氏はかつて“強姦タレント”を質問攻めしたフジテレビの飛び道具 ゲスは百も承知の元地方局アナウンサー

「寝ても覚めても」より

妻の杏(33)が妊娠中に唐田えりか(22)との3年にもわたる不倫が発覚して公私ともに“大炎上”となっている東出昌大(32)。

3月18日、スキャンダル発覚後初めて公の場に姿を現しました。映画『三島由紀夫vs東大全共闘50年目の真実』の公開イベントでナレーターを務めた東出は、囲みの記者会見で、自身の不倫について神妙な顔で記者の質問に答えたのです。

冒頭で「これ以上、妻を傷つけたくはありません。お答えできることに限りはあると思いますが、よろしくお願いいたします」と記者会見を始めましたが、ほとんどの質問に「妻を傷つけたくない」という言葉をお題目のように唱えて、「お答えできません」と繰り返していました。

そんななか、こんな質問がぶつけられました。

――杏さん、唐田さんのどちらが好き?

そう聞かれた東出は長い沈黙の後、視聴者も全員ツッコミたくなるほどのタイミングで例のお題目を口にしました。

「申し訳ございませんが、お相手のこともあるので、また、私の心の内を今ここでしゃべるのは妻を傷つけることになると思いますので、申し訳ありませんがお答えできません」

「私の心の内を今ここでしゃべるのは妻を傷つける」 …え!?…どちらを好きか答えると?…え!? それって「妻の杏より唐田えりかが好き」って言ってんじゃん…という意味に多くの人が受け取りました。

案の定、ワイドショーやネット上でも猛バッシングを受けますが、本当にそのままの意味なのでしょうか?

冷静に会見を振り返ってみると、冒頭から、セリフ棒読みのカラクリ人形のように「妻を傷つけたくない」というお題目を繰り返しており、きっと一番使っちゃいけないタイミングでお題目を唱えちゃった「おバカさん」なだけのような気もします。

ともあれ、東出の答えもかなりヒドイが、「杏さん、唐田さんのどちらが好き?」と質問した芸能リポーターがそもそもゲスすぎると、ネット上やSNSでは非難の嵐です。

<そんな質問をぶつける神経がわからない。これぞマスゴミ>

<ハイエナような質問。それを聞いていいのは杏さんだけ>

<ゲスすぎて電波に乗せていい質問じゃない。こいつ誰?>

一方で批判の的となった芸能リポーターの名前は平野早苗(63)。元宮崎放送のアナウンサーで、宮崎放送を退社後に上京し、『おはよう!ナイスデイ』や『とくダネ!』で芸能リポーターを務めるフジテレビの契約記者です。

かなりのベテランでその押し出しの強さはつとに業界に知れ渡っており、以前、高畑淳子の息子で俳優の高畑裕太の「強姦致傷スキャンダル(不起訴)」後の記者会見で、質問を独り占めしたと同業者に文句を言われても一切気にしなかった「強心臓」の持ち主だそうです。

そんな平野氏ですから、視聴者の批判の的になることなど百も承知かもしれません。「ゲスすぎてふつうは聞けないけど、本当は聞きたい質問」をする平野氏は、故・梨本勝氏のように「芸能リポーターの鏡」とも言えます。

当然、その“恩恵”を得る“身内”は、タテマエはともかくホンネでは大絶賛のようです。

「唐田さんと杏さん、どちらが好きなんですかという早苗ちゃんのインタビューは芸能史上に残ります」

そうコメントしたのは『とくダネ!』のMC・小倉智昭です。実際、炎上しようが何だろうが、視聴率を取ってナンボの世界で、「芯を食った」質問するのは芸能リポーターの手柄でしょう。

しかし、かつてはともかくテレビ離れも進む昨今、ネットやSNS上の個人個人の声は無視しきれるものではありません。その批判が大きくなれば、テレビの命綱であるスポンサーにも届きます。

万が一にでもスポンサーが降りそうな事態になったら、テレビ局は手のひらを返したように、トカゲのシッポ切りをするでしょう。

そうなれば、“大手柄”の平野氏が一転、故・梨本勝氏の“二の舞”になるかもしれません。(文◎編集部)

© TABLO