箱根登山ケーブルカー、赤と青の新型車両披露 20日運転再開

試運転する箱根登山ケーブルカーの新車両=箱根町強羅

 3カ月ぶりの運転再開を20日に控えた「箱根登山ケーブルカー」の新型車両が18日、報道陣に公開された。真新しい赤と青の車体がケーブルに引かれ、高低差約200メートルの強羅─早雲山駅間を快走した。

 25年ぶりに更新された車両は2両編成で、大きな荷物を持ち込めるよう座席をロングシートに変更。再開初日は午前7時41分に始発が強羅駅を出発する。

 同ケーブルカーは車両や設備の更新などに伴い、昨年12月から運休していた。早雲山駅舎のリニューアルは昨秋の台風19号による影響で2カ月ほど遅れ、6月に完了する見込みだ。

 今年は新型コロナウイルスの感染拡大で観光客数が落ち込んでおり、運行する箱根登山鉄道は「箱根が再び盛り上がる起爆剤になれば」と期待を込めた。

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