7833人 公立高合格 コロナ対策 密集避け掲示増やす

自分の番号を見つけ喜ぶ受験生=長崎南高

 長崎県内の公立高校で18日、入試の合格発表があり、各校で歓声が響いた。県教委によると推薦入試を含む合格者数は7833人で、内訳は全日制55校7654人、定時制夜間部8校(前期)109人、定時制昼間部2校70人。
 長崎市上小島4丁目の県立長崎南高では推薦入試を含む240人が合格。自分の受験番号を見つけた生徒たちは歓声を上げ、友人や保護者と抱き合って喜んだ。同校では雨天時に備えて例年体育館で合格発表を実施していたが、新型コロナウイルス感染防止の観点から屋外で実施。生徒の密集を避けるため掲示場所を増やした。
 合格した長崎市立土井首中3年の森下夢愛(ゆかな)さん(15)は新型コロナウイルスの対策について「外出は必要最低限にして、外出時は必ずマスクをした。体調を崩すことなく受験できた」と振り返り、「今までサポートしてくれた両親や先生方に感謝の気持ちでいっぱい」と語った。
 県立特別支援学校では幼稚部に1人、高等部に199人、高等部訪問教育に3人、高等部専攻科に2人が合格した。

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