佐賀県の山口祥義知事は18日、九州新幹線長崎ルート未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)の整備方式を巡る国交省との協議入りで、確認文書案の修正を国交省に求められたことについて、「しっかり内容を確認させていただきたい」と述べ、慎重な姿勢を示した。
佐賀県は今後、県庁で国交省と事務レベルの面談をして趣旨を確認する方針。山口知事は「どういう考えなのか事務的に聞き、しっかり承る」と述べた。年度内の協議入りには「日数がほとんどない。年度末でかなりばたばたしている」と述べ、明言を避けた。
「ゼロベースから時間をかける」「山陽新幹線への乗り入れにはこだわらない」など佐賀県が重視する文言の削除を求められたが、山口知事は「修正は構わないが、それぞれの考えを示してほしい。考えを聞く前にコメントして無用な混乱を招きたくない」と述べた。
趣旨「しっかり確認」 佐賀知事 慎重姿勢
- Published
- 2020/03/19 10:16 (JST)
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