引っ越しでモノを売り買いしたい、大型荷物を送る場合、日程が限られる出品のコツなどを伝授

3月になると新生活を意識して家具や家電を買おうかと考える人もいるでしょう。逆にそれらを使わなくなった人が、このタイミングで売るケースも少なくありません。引っ越しのとき、みんなが何を出品しているのか、売れなかったときのための対策、大型の荷物を送る場合、転居先に届けてほしいときは?……などなど疑問に答えます。


引っ越しで何をフリマアプリに出品?

引っ越しが盛んになるこれからの季節に向けて、PayPayフリマが2020年2月19日にインターネットを使って男女1,000人に、引越しにおけるフリマアプリやネットオークションの利用についてアンケートを実施しました。

その結果利用したことがある人が36%、利用したことはないけれど興味がある人が47%で、実に80%以上の人が引っ越しの際に物を売ることに関心があることがわかりました。

出品に興味があるアイテムとしては、本やCD、DVD、ファッションアイテムが多くなっています。他にも家具やインテリア、AV機器も売りたいと考えられているようです。

※PayPayフリマの調査結果

引越しの時に出品、でも売れなかったらどうすればいい?

引っ越しのタイミングで物を売るとなった場合、普段よりも時間的な余裕がないかもしれません。フリマの場合にはすぐに売れとは限らないので、売れなかったときのことも考えておくと安心です。対策としては以下の3つです。

■出品の日数を決めておく
PayPayフリマの場合には、出品から30日経つと自動的に出品が取り下げられますが、メルカリやラクマにはそのシステムがありません。PayPayフリマであっても30日も時間が取れないならば、最初から出品する日数を決めておきましょう。そうすれば気持ちの上でも、出品を取り下げやすくなると思います。

■値段を下げる目安を決めておく
なかなか「いいね」がつかなかったり、売れない原因としては、販売価格が高すぎることが考えられます。引越しで時間がないならば、いつもよりも早い段階で値段を下げることも考えていきましょう。この時に「いくらまでなら下げるのか」を考えておくと、実際に値段を下げる時でも迷いがなくなります。

■処分先を見つけておく
万が一売れなかった時のことを考えて、最終的にどこで処分をするのかも考えておきたいところです。近所でリサイクルショップを探しておいたり、出張買取を利用するのもアリです。ただし引越しの時期になるとリサイクルショップが忙しくなって出張買取の日時が遅くなってしまうこともあります。また可燃ごみであればそのまま出すこともできますから、自治体の指示に従って処分をしていきましょう。

大型の家具や家電の配送方法

引越しの時の出品となると、これまで使っていた家具や家電など大型のものもあるかもしれません。その場合何が一番面倒かというと、梱包発送です。これに関しては、メルカリで「たのメル便」というサービスをスタートさせています。これはヤマトホームコンビニエンスとメルカリが共同で行っているサービスで、自宅で梱包をしてくれてそのまま発送手続きができてしまいます。もともとメルカリには大型らくらくメルカリ便がありますが、たのメル便は80サイズから対応しているので、ちょっとした家電や家具でも利用することができます。

Pay Payフリマでは大型は対応していない

もし家具や家電をPay Payフリマに出品しようとしているならば、サイズに注意が必要です。Pay Payフリマでは、ヤフネコ!パックかゆうメール・ゆうパックおてがる版しか配送方法がなく、その中でもゆうパックにある170サイズが最大サイズとなっています。ということは170を超えてしまうと送ることができず、取引も不可になってしまうのです。

もしかしたら引っ越し先に届けて欲しい人もいるかもしれない

フリマで売った商品を送る際、送り先を確認した方がいいかもしれません。購入者がフリマに登録した住所と送り先が違う場合があるので、「送り先は登録してある住所で大丈夫ですか?」と一言あると、購入者も気づくかもしれませんね。(もし送り先が登録住所と違っていてもすぐに変更ができるので、問題ありません)

引越しの時にはこれまで使ってきた物が不用品となることも多く、このタイミングで処分を考える人も少なくありません。もちろん商品の状態を正直に書くなど、トラブルを避けるためには必要です。せっかく売ったと思ったら、トラブルで取引がキャンセルということにならないために、いつも以上に丁寧な対応を心がけるといいのではないでしょうか。

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