春分の太陽

きょうは春分の日です。
「春分」は二十四節気の一つで、この日は太陽がほぼ真東から昇り、真西に沈んでいきます。
春分の日は昼と夜の長さが同じになる日と言われますが、日の出・日の入り時刻で考えると、昼間の時間の方が少し長くなっています。

これは、日の出・日の入り時刻が太陽の上端が地平線に接した時と定義されているため。
日の出は太陽の上の縁が地平線に接した瞬間で、日の入りは太陽の最後の縁が地平線に沈み、完全にみえなくなった瞬間。
つまり、太陽の視半径分、日の出が早く、日の入りが遅くなるからです。

きょうの東京の日の出時刻は5時45分で、日の入り時刻は17時53分。
昼間の長さはおよそ12時間8分ですが、きょうはこのまま晴れてポカポカ陽気となりますので、春分の太陽を存分に感じられそうです。

気象予報士・多胡 安那

画像について:20日の天気予報。

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