佐世保市異動 基地政策局長に北村氏 企画部にIR推進室設置

 佐世保市をはじめ長崎県内11市町は19日、4月1日付の人事異動を発表した。佐世保市の部長級では基地政策局長に北村敬男防災危機管理局次長を、行財政改革推進局長に東隆一郎基地政策局長を充てる。防災危機管理を統括する新設の「危機管理監」には山口智久副市長を任命。機構改革としては、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の推進体制を強化するため、企画部にIR推進室を設置。市長部局には各部長のサポート役の「副部長」を配置し、教育委員会事務局に部制を導入する。
 保健福祉部長には野村成人保健福祉部理事、企業立地推進局長には川口康博同局次長、都市整備部長には溝口勝利同部次長、港湾部長には大塚健同部次長がそれぞれ就く。
 IR推進室は、IR誘致で立地自治体としての業務を迅速に進めるため、部とほぼ同じ権限を持つ準部として設置。室長には堀居隆二企画部次長を起用する。
 教育委員会での部制の導入は、市立学校の再編や学校学期制の変更など学校改革を進める狙い。教育総務部長に山元義崇企画部次長、学校教育部長に陣内康昭教育次長を充てる。
 異動規模は前年度比45人減の704人。内訳は部長級12、次長級34、課長級45、課長補佐級83、係長級106、主査級107など。採用147、退職69。総職員数は2494人となる。

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