春分の日のきょう20日(金)は関東から西の地域を中心に晴れている所が多い。
一方、北陸や北日本では雨や雪が降り、風が非常に強まっている所がある。
青森県八戸市では午前9時過ぎに、最大瞬間風速43.4メートルの暴風が吹き、観測史上1位の値を更新。
そのほかも東北や北海道を中心に30メートルを超える非常に強い風が吹いている。
北日本は土曜日まで暴風・高波に警戒
このあとも北日本を中心に風の強い状態が続き、特にあす21日(土)の昼前までは非常に強い風が吹くおそれがある。
また、波も高く、北陸ではあすの明け方まで、北日本ではあすの朝までは大しけとなるため、暴風や高波に引き続き、警戒が必要だ。
土曜日の天気は広く晴れ 花粉・乾燥に注意
21日(土)の天気は全国的に晴れる所が多くなる。
日差しとともに気温が上がって、全国的に4月並みの暖かさが続きそうだ。
ただ、そのぶん花粉が飛びやすく、また、空気が乾燥しているため、火の取り扱いにも注意が必要となる。
また、北陸や東北の日本海側は不安定で、所々で雨や雷雨となる見込み。
急な激しい雨や落雷、突風などに注意が必要だ。
日曜日は東・西日本で雨 激しい雨や強風も
連休最終日となる22日(日)は、前線を伴った低気圧が日本の南海上を進み、北日本には寒気が流れ込む。
この影響で、西日本や北陸を中心に雨の所が多くなりそうだ。
特に九州南部や四国など西日本の太平洋側では活発な雨雲がかかり、局地的には激しい雨が降るおそれがある。
また、このあたりでは南風が強まって、荒れた天気となるおそれもあるため、注意が必要となる。
東海や関東でも夕方以降は雨雲がかかり、雨が降り出す所がありそうだ。
(気象予報士・多胡安那)