おトクな群馬鉄道旅、蒸気機関車牽引の「SLぐんま」とリゾート列車を堪能する

JRグループと地元の県市町村、観光事業者などが共同で開催する観光「デスティネーションキャンペーン」は期間限定でさまざまなお得なイベントが開催されます。今年は4月1日~6月30日の期間、群馬県全域と埼玉県北部・秩父エリアが連携する「群馬デスティネーションキャンペーン(群馬DC)」です。

特に旧形客車をリニューアルした蒸気機関車牽引の「SLぐんま」や、リゾート列車を使用した快速「四万温泉やまどり」など、群馬の旅がより楽しくなる列車が数多く運転されます。また、群馬の列車旅に便利なフリーきっぷも用意されていますので、首都圏から春から初夏にかけての日帰り&1泊旅行が手軽に楽しめます。


蒸気機関車牽引の「SLぐんま」を運転

JR東日本高崎支社には、「デゴイチ」の愛称で親しまれているD51形498号機、「シロクイチ」の愛称で親しまれているC61形20号機の2台の蒸気機関車が配置されており、上越線高崎~水上間を結ぶ「SLぐんまみなかみ」や信越本線高崎~横川間を結ぶ「SLぐんまよこかわ」などに使用されています。群馬DCの開催に合わせ、「SLぐんま」が牽引する旧形客車の内装を昭和初期の木目調にリニューアルするほか、新たにラウンジカーを連結します。ラウンジカーにはお弁当や飲み物、SLグッズなどを販売するサービスカウンターや、小学生以下の子供連れのグループが利用できるボックス席(無料・時間制)が設置されています。

高崎駅駅弁

オープニングイベントとなる4月4日の運転は、高崎~水上間の下り列車が「群馬DCオープニング列車」、上り列車は「ダブルSLぐんま号」となり、D51形498号機とC61形20号機を2台連結した重連運転となります。このほか、4月5日には熊谷~横川間に「さいたま×ぐんま号」(熊谷~高崎間は電気機関車牽引)、4月11日~6月14日の土曜・日曜・祝日を中心に高崎~水上間および高崎~横川間でSL列車が運転されます。運転日・時刻はJRの駅のみどりの窓口にある「JR時刻表3月号」の黄色頁を確認ください。

乗るのが楽しみとなるリゾート列車を運転

リゾートやまどり

奥四万湖の四万ブルーの見頃に合わせて、大宮~中之条間に快速「四万温泉やまどり」を運転します。使用される「リゾートやまどり」は、ゆったりした座席が魅力の観光用列車です。ゴールデンウィークを除く4月18日~6月28日の土曜に下り列車、日曜に上り列車が運転されますので、週末の四万温泉で温泉三昧の旅にも最適です。エスコートツアーとして「臨時夜行列車『リゾートやまどり』利用・認定ガイドとゆったりめぐる尾瀬ハイキング」などにも使用されます。

また、普段は秋田県と青森県を結ぶ五能線の観光列車「リゾートしらかみ」に使用している「橅(ブナ)編成」を使用した「八高線の旅」、普段は両国駅から房総半島各地を目指して走る「B.B.BASE」(自分の自転車を搭載できる列車)を使用した「榛名山ヒルクライムin高崎」、蒸気機関車とディーゼル機関車が牽引する「DL&SL八高号」などの団体専用列車も運行されます。団体専用列車については「びゅうプラザ」をはじめとする主な旅行会社の窓口にパンフレットなどが準備されています。

現地で購入できる「ぐんまワンデー世界遺産パス」

フリーエリアとなる群馬県のJR線・私鉄線・第三セクター線の快速・普通列車の普通車自由席が、1日間乗り降り自由となる便利なきっぷ。県外となる高崎線深谷駅以北・両毛線全線や長野原草津口駅~草津温泉間を結ぶJRバスにも乗車できる。なお、別に特急券や指定席券を購入すれば、フリーエリア内の新幹線を含む特急列車やSL列車、快速「四万温泉やまどり」などに乗車できます。

【発売期間】2020年9月30日まで。有効期間開始日の1カ月前から当日まで発売

【利用期間】2020年4月1日から9月30日まで

【有効期間】1日間

【注意事項】わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車に乗車する場合は、乗車券+整理券が必要。新幹線をフリーエリア外にまたがって乗車する場合は、フリーエリア外の全区間の乗車券と新幹線特急券などが必要となります

【ねだん】おとな2,240円、こども1,120円

【うりば】フリーエリア内のJRの主な駅のみどりの窓口、指定席完売機、びゅうプラザおよび主な旅行会社。ただし、草津温泉バスターミナルでは発売しない

このほか、駅からの二次交通として「駅から観タクン」(予約不要で当日に利用できるタクシーを利用した定額制周遊観光プラン)や、びゅう旅行商品を利用するとレンタカーSクラスが「1泊2日限定8,400円」となる、お得なプランもあります。詳しくは、JRの主な駅などで配布するガイドブックや、ぐんま公式ホームページを確認ください。

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