感染防止思い、お年寄りにマスクを 大瀬戸婦人会有志

手作りマスクを作る住民=西海市大瀬戸町、向島公民館

 西海市大瀬戸町向島地区の婦人会と老人会有志は20日、地域のお年寄りの新型コロナウイルスの感染予防に役立ててもらおうと、布製マスク約50枚を作った。
 向島公民館に集まった女性5人は、あらかじめミシンで縫製していたさらしの布に、ゴムひもを取り付けて、マスクを完成させた。約25人に2枚ずつ配布する。
 同公民館では例年なら3月下旬に「花見の会」を開いているが、今年は取りやめた。洋裁が趣味の山添ヤエ子さん(70)は「布やゴムひもなどの材料も不足気味。自分たちで何とかしようとの思いで作った。またみんなで集まることができれば」と話しながら、作業を進めた。

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