知らないと損をする英会話術(14):コロナウイルス 関連の重要ワードを解説

2020年年始から世界的に感染が広まっている新型コロナウイルス。現在も残念ながらその勢いは収まらず世界を脅かしています。今回は、新型コロナウイルス関連でよく耳にするキーワードをご紹介します。

現在も世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス

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2020年に入り中国から始まった新型コロナウイルス感染のニュースですが、日本はもちろん筆者の住むイギリスを含むヨーロッパ各地にもものすごい勢いで広まっています。3月20日(金)現在ヨーロッパ内で、もっとも被害の大きなイタリアでは亡くなった方は3400人を超えています。

ヨーロッパではほぼ全域で学校が休校となっており、フランス、イタリアでは不必要な外出が許可されないなど、すべての人の日々の生活にも大きく影響が出ています。現在、海外在住の人や、日本に住む外国人の方たちとの日常英会話でもほぼ話題にならない日はないと思われる新型コロナウイルス関連の重要ワードをご紹介します。

「コロナウイルス」では通じない!正しい発音とは?

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まず“Coronavirus”ですが「コロナウイルス」と発音しても通じません。“virus”はヴァイルスとはっきりとVの音を発音する必要があります。

また、新型コロナウィルスと症状が似ているやはりウィルス性の感染症のインフルエンザは英語で“Influenza”(インフルエンザ)と言っても通じますが、一般的には“Flu“(フルー)と呼ぶ人が多いです。

感染に関するキーワード

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ニュースでよく聞くコロナウイルス感染に関連するフレーズの例をいくつかご紹介します。

例)More than 100 people have been infected in this area. (この地域から100人以上が感染しています。)

例)It has been reported that incubation period could be up to 4 weeks. (潜伏期間は長い場合は4週間ということもあり得ると報告されています。)

例)He has been in quarantine for the next 7 days as a close contact. (彼は、濃厚接触者として今後7日間隔離されています。)

“Quarantine“ だけでなく、特に強制力がなく自主的な隔離な場合には“Self-isolate“ (自主隔離)が一般的に使われます。

生活編

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日本と同様、トイレットペーパーやパン、パスタの買占めが進むイギリスでは、“Panic Buying“(買占め)という言葉も非常によく聞きます。

例)No need of panic buying. (買占めする必要なんてない。)

また、コロナウイルスには○○を食べていると感染しにくいなどというデマもよく聞きます。デマは、英語で“False Rumour“(間違ったうわさ)と言います。

「どうやら・・・らしいよ!」と人に伝えたいときには。

ニュースや人から得た新しい情報を披露するときには“Apparently“から会話をスタートすると「どうやら○○らしいよ!」「実は○○なんだって!」というようなニュアンスでよく使えます。

例)Apparently, Corona is a famous Mexican beer, too. (実は、コロナってメキシコのビールの名前でもあるんだって。)

世界中を脅かす新型コロナウイルスに関する話題でよく聞くフレーズをご紹介しました。新型コロナウィルスの大流行がなければ、めったに聞くことのなかったこれらのフレーズですが、今後もしばらくニュースや日常会話で聞くことになるでしょう。一日も早くまた恐怖や危険なく世界中を行き来できる日が来るように願わずにはいられません。

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