首都高速・横浜北西線が開通 東名~横浜港、第三京浜経由で20分

 東名高速道路と第三京浜道路をつなぐ首都高速道路「横浜北西線」が22日午後、開通した。横浜港方面や羽田空港と東名高速が直結し、物流や観光の活性化が期待される。

 北西線は、東名高速の横浜青葉インターチェンジ(IC、横浜市青葉区)と、第3京浜の港北IC(同市都筑区)を結ぶ片側2車線の延長7.1キロ。うち4.1キロがトンネル部となる。

 港北ICでは2017年に開通した首都高「横浜北線」(約8.2キロ)と接続。東名高速から横浜港までの所要時間は、保土ケ谷バイパス(BP)を経由した場合の40~60分程度から20分程度に短縮し、アクセス性が改善した。

 慢性的に混雑している保土ケ谷BPや、港北ニュータウン地区など周辺にある市道の渋滞緩和も見込まれる。災害時は東名高速から市内への救援物資の輸送網や、災害拠点病院への救急搬送網が充実する。

 市によると、用地取得や工事が順調に進んだことで当初は22年だった開通予定を前倒しした。開通を前に予定していた記念イベントは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止された。

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