5Gを活用した超小型モビリティの遠隔操作、けいはんな学研都市で実験

株式会社テムザック(以下、テムザック)は、オムロンソーシアルソリューションズ株式会社、株式会社NTTドコモとともに、第5世代移動通信システム(5G)を利用した超小型モビリティ「RODEM(ロデム)」の遠隔操作実験を、2月17日に京都府のけいはんな学研都市で実施。テムザックがその概要について、3月18日に発表を行った。

今回の実証は5Gの高速大容量・低遅延といった特徴を生かし、モビリティの遠隔操作における有用性を検証。モビリティの前後左右に取り付けたカメラからリアルタイム映像を送信し、遅延時間の計測や操作性のテストなどを実施した(上図参照)。

テムザックは、近距離の移動に適した一人乗りの超小型モビリティ「ロデム」を、ラストワンマイルの新たな移動手段として活用することを目指し、各地で実証実験に取り組んでいる。同社の発表によると、歩道での自動運転化に向けた研究も進めており、将来的は、利用者が乗り終えた路でむが低速自動運転または遠隔操作で戻り自動充電する、ワンウェイ運行の仕組みづくりも行っているという。

■実証実験の様子

前後左右に映像伝送用の5G端末をつけたRODEM(左)

屋内のコントロール室からRODEMを遠隔で操縦する様子(右)

(テムザック プレスリリースより)

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